中京記念 気になる馬達


今年も小倉で行われる中京記念

去年はクッション値9.1の良馬場でした。
その週は金曜が9.5で土曜に雨が降って日曜の朝は9.1でしたが気温34度でメインレースの時間にはもっと乾いていたと思われます。

先週日曜の小倉はクッション値9.4でメインの博多Sでルペルカーリアが1分57秒0で軽快に2番手から早め先頭で押し切りました。
速い時計の出る馬場です。

2週前も金曜に41ミリ、土曜の朝までに34ミリの雨が降りましたが土曜の7レースには芝は良馬場に回復。
12レースの1勝クラスで1分7秒6と速い時計でした。

今週もレース当日に雨が降らなければ高い気温で良馬場で速い時計の決着になると思われます。

去年は勝ち時計1分46秒2でアンドラステが内で先行して抜け出しての勝利。

2,3着は後方待機から外を勢いよくまわしたカテドラルが2着でインを突いたクラヴェルが3着。
速い馬場の割に1000m通過59.9秒と遅い前半から後半800mが11.6-11.5-11.5-11.7と持続力勝負になりました。

画像1

高速阪神と東京で走る馬

小倉競馬場はゴールまでの約1250mで下りと平坦しかなく標高差で3.5m下るコース。
小回りコースですがスピードに乗りやすく、外を勢いよくまわしても差し届く競馬場です。

先週の博多Sのルペルカーリアも毎日杯の高速馬場であのメンバー相手に4着という実績があり、ムジカも阪神で好走を続けていました。
ゴール前の坂の有る無しに目が行きがちですが、阪神の好走歴は重要視した方がいいです。

今年の小倉大賞典を勝って大阪杯でも3着したアリーヴォみたいな持続力タイプが走ります。
今年の阪神競馬場で小倉好走組が活躍したのも裏付けています。

その小倉大賞典で2,3着馬も高速馬場向きの馬。
ランブリングアレー(ディープインパクトxシンボリクリスエス)、カデナ(ディープインパクトxフレンチデピュティ)と東京の高速馬場で走りそうな血統。
カデナは何故か東京で力を出せないが阪神の大阪杯で4着という実績もある。
4着だったヴァイスメテオールは次の東京でリステッドを勝っている。

去年の中京記念勝ち馬のアンドラステは秋に府中牝馬で2着している。

阪神と東京が得意な馬でいいんじゃないか?

カイザーミノル マイラーズC3着、毎日王冠0.3秒差、米子S2着
ファルコニア エプソムC3着、マイラーズC3着、阪神好走

小倉実績馬
カデナ
ミスニューヨーク
モズナガレボシ
ベレヌス
ワールドウインズ

評価

1,2着候補
ミスニューヨーク 騎手が馬を熟知
ファルコニア  高速馬場得意
アスコルターレ 末脚に惚れたけど除外の可能性

3着候補
カイザーミノル
ワールドウインズ

穴馬
スーパーフェザー 外枠なら面白い存在

掲示板
カデナ 小倉は得意だが時計勝負は苦手
モズナガレボシ 1800は短いが小倉得意
シャーレイポピー 今までと違うレースぶりで期待

出走予定馬

カイザーミノル 56
カナロアxスマートストライク
毎日王冠0.3秒差の5着は評価したい。
前走の阪神マイルでも2着と好走。
オープンに上がってから1200~1800mで好成績。
大敗したのは距離長すぎた天皇賞秋だけ。
1800mまでなら頑張れるが少し足りなくなりそうでもある。
高速持続力タイプ。
いい枠を引いて好位から早め抜け出して…差されるみたいな?
3着候補

ファルコニア 56
ディープインパクトxホークキング
去年の小倉記念で6着と負けている。
川田騎手のコメント
『この結果を踏まえると2000mは少し長いのかなと思います』
そして1000mのロングスパート戦になり後方待機馬が上位を占めたように前の馬には不利だった。
1800mは4勝しているし、今年に入っての阪神マイルの3戦も全て3着以内。
ウッドマンの勝負弱さが出ているので勝ち切るのは難しいかもしれない。
2,3着で買い。

ミスニューヨーク 54
キングズベストxマンハッタンカフェ
去年は斤量52キロで4着。
8月の小倉1800mはスローで前有利で同じ脚色で負け
小倉1800mは何度も走っていい感じ。
前走も時計が速すぎただけで自己最速の上りを記録しているように悪くない。
デムーロ騎手でターコイズは大外直線一気、中山牝馬はインベタ抜け出しとこの馬を自在に操っているのも〇
馬場が乾きすぎて1分44秒台になるとマズいがおそらくそこまでは乾かないだろう。
1分45秒~46秒なら勝ち負け


ワールドウインズ 56
ルーラーシップxフジキセキ
母はヴィクトリアマイル勝ちのエイジアンウインズ
去年の1,2月に2勝クラス→オープンと小倉で連勝。
高速決着だったマイラーズCでも0.5秒差とがんばった。
得意距離は1800~2000mだと言うのを考えればマイラーズCの走りは十分。
今年は休み明けの2戦はふがいないレースぶりだったが3月の中山マイルから復調。
2走前のダートは参考外
前走は5月の東京1800mを先行して内で粘りこんだ。
内が傷んで外差し風味になりかけている馬場で良く走っている。
56キロは重くはないんだけど少し見込まれた印象
それでも上位候補

シャーレイポピー 52
ミッキーアイルxキンカメ
ミッキーアイル産駒の芝1800mは【3-6-2-28】
ダート1800mだと【10-5-3-23】となぜか芝より圧倒的に成績が良い。イミフ。
小倉芝1800mだと【0-1-1-7】
今年の3歳クラシックで活躍したピンハイは母父ジャンポケがあり、シャーレ―ポピーは母母父にジャンポケ。
祖母トールポピーがオークス馬だし距離は大丈夫なはず。
ミッキーアイル産駒は芝だとマイル以下で強い馬が出ているが配合次第では2000m以上を得意にする馬も出ると思う。
福島牝馬は内で4コーナ―で少し減速し直線に入っても前壁から内ラチ沿いに進路変更するも外を勢いよく加速していた馬達との差は明らか。
参考外
前走は内枠で先行して落鉄の影響もあり直線で失速。
直線入り口で外から馬が来た時に気にしていたので外枠の方がいいかもしれない。
スタートして走る気に溢れすぎているのでもう少し落ち着いて前半で溜めれるようになるといい。
ポテンシャルを出し切れていない現状。
5,6枠で中団からの競馬ができたら面白そうだ。
期待しつつ買い

アーデントリー 54
エイシンフラッシュxリンカーン
母母父にバクシンオーがいて小倉得意そう〇
小倉得意で阪神でも好成績。
大坂杯の時のコメントでは1800よりも2000とか言っていた。
屈腱炎明けの前走のマイルは明らかに叩き台。
今回もまだ調整のような気はする。
次かその次の2000mが目標じゃないか?

アスコルターレ 54
ドゥラメンテxデインヒルダンサー
最近はずーっと1200m。
馬体からはマイルから1800mはこなせそうに見える。
北九州短距離Sは最後方から大大大外を周って上り最速。
スゴイ脚だった。
前走の鞍馬Sは直線で前壁で追えずに諦めていた。
分厚い壁に阻まれて何もできず。
これまでは前半33秒台を後方追走だったが今回は前半35秒台でどう位置取りするか。
後方待機にこだわるか、馬にいつも通りに走らせて中団になるか?
一発があるならこの馬でしょう!
ここを除外されても次に期待

カデナ 57.5
今年2月の小倉大賞典も57.5キロで3着。
2年前には勝ってもいるのでこのコースは得意。
今村騎手は先週日曜6Rの小倉1800mで8番人気を3着にもってきた
4コーナーで外に出す時に進路妨害で3万円の罰金を食らったがやりたい競馬はできていたし追えていた。
ただ、カデナは時計が速くなると東京のレースみたいに成績が良くない。
1分45秒台の決着だと後ろから届かずに終わりそうだ。

モズナガレボシ 55
グランプリボスxクロフネ
バクシンオーの血は小倉得意。
去年8月の小倉記念勝ち。
小頭数で捌きやすかったのも勝因の一つ。
前走の七夕賞は多頭数後方待機からの直線勝負ではToo much to do。
戸崎騎手らしい競馬でした。
今回は荻野騎手はこの馬初騎乗
おそらく好位から前での競馬を選択すると思う。
1800mは短いが小倉適性でどこまで粘れるか。
掲示板あるかどうか

ヴァリアメンテ 54
半姉ちゃんは去年の勝ち馬アンドラステ!
メロディーレーン/タイトルホルダー姉弟も父がオルフェーヴル/ドゥラメンテ。
ヴァリアメンテの能力も高そうだぞ!
2走前は阪神マイルでミライ君が直線で外に出して差し切り勝ち。
前走は阪神マイルで川田騎手が内で前壁終了><
ゴール後も元気よく走っていたので脚余していた。

スーパーフェザー 54
ディープインパクトxオウサムオブコース
去年夏の小倉で好走している。
ディープインパクト産駒は高速適性あるし〇
マイルはこの馬には短く、1800~2200がベスト
小倉大賞典は直線でやや内側を走ったが完全な外差し馬場。
この馬は直線で外を走らせた方がいい。
新潟で内枠から先行して勝っているが直線入り口で先頭に立ち外側に馬がいないじょうたい。
大阪城Sの直線での馬の表情を見るに外で思いっきり走りたいタイプ。
枠次第で面白い存在。

ダブルシャープ 56
ベーカバドxアグネスタキオン
小倉得意〇
去年の夏小倉でも好走〇
ただ、時計勝負になった時に少し劣る
今回2キロ軽いスーパーフェザーの方が有利

レインボーフラッグ 52
最近は1200mの流れについていけなくなっている。
デビューしたころは2000mを使っていた馬で1800mがダメなわけではない。
前走は速い流れを追走しようとして自滅。
今回は無欲で乗って8~10着くらいか?


カテドラル 57
ハーツクライxロックオブジブラルタル
去年56キロで2着
前走安田記念は最下位
初めてブリンカーを着用したが、『ブリンカーを着けて行きっぷりも良かったです(戸崎騎手)』『前走は初めてブリンカーを着けたけど、あまり変わらなかった(池添調教師)』と騎手と調教師で見解が異なる。
結果に反映していないので調教師さんの意見をとって効果なしとする。
NHKマイルでは走ったのになぜか安田記念で走らない。
時計のかかる東京新聞杯よりも速い馬場なのに遅く走る安田記念。
なにかしら原因があるのだろうが意味が分からない。
後半に下りがある方が走れるんじゃないかという仮定はある。
東京競馬場はラスト900mで上りと平坦しかなく、後半に下りのある阪神、中山、小倉と異なる。
本来はハーツクライxダンチヒ系は緩い上り坂が得意なはずなんだけどね。
巻き返しはあってもおかしくないが今年は去年より1キロ重いのもポイント。
騎手もダウングレードするし、優先順位は下がる

べレヌス 55
タートルボウルxデュランダル
逃げるだろう馬
前半は35~36秒だが枠の並びで速くなるかもしれない

コルテジア 56
シンボリクリスエスxジャンポケ
前走のエプソムカップは長期休み明けの叩き台
スタートは良かったので今回も先行争いする
時計のかかる馬場の方がよさそう

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