中山競馬場芝レース対策 2023年12月

中山の回収率が悪いのでこの12月の傾向を洗いなおした。
もう一度基本に立ち返る。
*芝レース限定です*

1.中山競馬場は唯一無二の競馬場

JRAの競馬場の中にはコース形態が似ていて特定のタイプの馬が共通して走る競馬場がある。
左回りつながりで東京、中京、新潟
長い直線つながりで東京、新潟(外)
長い直線と緩やかな大回りで加速しやすい東京、札幌
下り坂→平坦で小倉、京都
右回りのスパイラルカーブで小倉、阪神
などなど

長い直線でも新潟(外)の方が長く、東京で届かなかった差し馬が届くようになったり、左回りでも中京の方がコーナーが小回りでスパイラルカーブだったりと違いもあるがイメージはしやすい。

ところが中山は他に似ている競馬場がない。

辛うじて福島が候補にあがるが中山の1800m以上のコースの前半にある5mの上り坂や中山の4コーナーの特異性は福島にはない。

なので、中山が得意な馬が中山以外で活躍できないことも多いし、他の競馬場で活躍できなくても中山だけは走る馬もいる。

ステイヤーズSのアイアンバローズやディセンバーSのショウナンマグマのように1年ぶりの同じ舞台で好走というのがあるのが中山競馬場。

あらためてこの12月の中山での上位3頭を見ると中山で上位実績のある馬が多い。
過去の中山での着順が上位ではなくても上り上位のうまには見どころがある。
中山の難しいラスト600mを速く走れた馬は中山適性が高い

中山が初めての馬の場合、阪神と中京の両方で好走している馬の好走が目立った。

2.血統

母方にあると良い血
サドラーズウェルズやヌレイエフのスペシャル牝系ノーザンダンサー
ロベルト
ミルリーフ系
リヴァーマン
ニジンスキー
トニービンなどのグレイソヴリン系

2500m以上ではオルフェーヴル産駒。

ハーツクライ3勝を始めトニービン持ちの種牡馬。

マクフィが短距離で2勝(3,7人気)しているがロベルト、ミルリーフ、リヴァーマン持ち

3.追切

他の競馬場と比べて追切のタイム上位の馬の信頼性が低い。
そんな中でも辛うじてラスト1ハロンが速い馬は上位に来やすい。

坂路よりもウッドの追切が信頼できる。
ウッドでラスト1ハロンが上位の馬の好走率が高い。
坂路でもラスト1ハロンが1,2位の馬は好走。

長めのタイムが速い馬の成績が他の競馬場よりも成績が良くない。

4. 上り

12月の中山芝良馬場の3歳上の前走脚質
前走上り3位の成績は信用できる。

上りが6位以下でも前走1,3人気は信頼できる。

5. 騎手

この12月の3歳上の芝レースが13レースありましたが、2勝以上している騎手がいない!

今年の中山の芝良馬場の騎手別成績

ルメール騎手は1800m以上の方が良いのは短距離だと枠や展開の不利を覆すのが難しいからでしょう。

武史騎手が成績の割に回収率が低いのは人気馬でしか上位に持ってこれないから。
13勝の内12勝が4人気以内(残りは6人)
3着以内は全て6人気以内。
人気薄の武史騎手は切り捨て。

ルメール騎手の方が人気馬に乗っているが上位に持ってくる確率も武史騎手より20%近く高く回収率も高い。

戸崎騎手が普通に安定している。



1200~1600m


1800m以上

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