ケンタッキーダービー メイジおめでとうございます! & 来年のためにメモ
DreamStudioでゴール写真をアメコミ風にしてみました。
勝ちタイム 2分1秒57
レースラップ 22.35-23.38-24.38-25.95-25.51(400m毎のラップ)
過去10年では4番目に速いタイムですが、Equibaseのスピードフィギュアでは上から9番目の104。
最低は去年の97で最高は2020年Authenticの116。
有力馬が次々と取り消してレベルが低くなり日本馬にとってもチャンスのある年でした。
ポイントは前半の400mが22.35秒と少し速かったこと。
今年は前哨戦で速いペースのレースが少なく、なおかつ先行して強い馬も多くなかった。
近年の傾向で逃げ先行馬が有利だったのを考えれば数少ない速いペースで先行して強かったプラクティカルムーブは勝ち負け評価にふさわしかった…が、取り消し。
その点でドバイで去年よりも4秒近く速いタイムで逃げ切ったデルマソトガケに期待できた。
枠がドバイの内枠から外枠に変わるのは不利ではあったが近年では外枠からの逃げ先行勝ちもあった。
1着 〇メイジ
メインとなるポイントは今回有力馬が多かった差し馬達の中でどの馬がいいかという点。
勝ち馬のフォルテ(想定1番人気)よりも仕掛けのタイミングが早く、外を距離ロスしていた馬が〇メイジだった。
フロリダダービー組の成績が良かったのも〇
2着△トゥーフィルズは成績の波のある馬
ポイントは5馬身差以上勝ちが3勝あったこと。
ケンタッキーダービーは前走の勝利はもちろん勝ち方も重要なレース。
過去に5馬身差以上勝ちが3勝以上あった馬は名馬が多くケンタッキーダービーを勝っている。
ビッグブラウン、スマーティジョーンズ、アファームド、セクレタリアート、失格したがマキシマムセキュリティ。
トゥーフィルズが今年負けた2走はともにナイター。
昼なら5馬身差勝ち。
相手が弱かったのもあるが5馬身差勝ち3勝は伊達ではなかった。
3着 △エンジェルオブエンパイア
気になる馬達の上位評価馬が抜けて選んだ。
前哨戦の前半のスピードと早めに先頭に立った点、そしてEquibaseのスピードフィギュアも106と高めだったのを評価。
馬達で3着候補だったキングズバーンズを外したのはやはりタピットの子や孫のケンタッキーダービーでの相性の悪さと前哨戦のスローペース勝ち。
ベルモントSでの巻き返しがあるかもしれない。
6着 ◎デルマソトガケ
まずは、関係者のコメント
音無秀孝調教師
「ゲートが開いた瞬間が全てですね。作戦は前での競馬でしたが、それが全くできない状況に陥り、あの位置から巻き返すことは無理でした」
C・ルメール騎手
「スタートはそんなに早くなかったですが、ポジションを徐々に上げて、3、4コーナーではいいポジションを取れました。手応えも良かったので、もっと走れると思いましたが、ジリジリとしか伸びませんでした。最後までよく頑張って走ってくれました」
私もマインドユアビスケッツ産駒が日本で見せている先行しての粘りに期待していただけにスタートがうまくいかなかったのは残念に思います。
ただ、前半のペースが22.35秒と速かったし、先行勢が1コーナー5番手のトゥーフィルズ以外全滅しているので調教師の方が『あの位置から巻き返すことは無理』と言うほどではなかった。
実際にルメール騎手は前のペースが落ちた中でロングスパートを仕掛けたのは4着馬と同じだし、1,3着馬はデルマの後をついていって外からかわして行った。
2着のトゥーフィルズ以外は後方で似たような位置にいたので展開面では位置取りは間違いではなった。
更に言えば、ケンタッキーダービーの外枠で一番大事な『最初のコーナーで外を周り過ぎてはいけない』という重要なポイントをクリアしていた。
この点を含めてルメール騎手はやれることをキチンとやっているし、馬も良く走っている。
なんというか、調教師の方のコメントが残念。
おそらくラップタイムとか含めてレースを見返していない段階でのコメントなのだろうが、コメントに気遣いも柔軟性もない。
1-2コーナーで外々を周ってしまったマンダリンヒーローは終始外をまわり、内ラチ沿いの経済コースで有利なレースだった前走とは真逆のレースになってしまった。
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