ウシくん６５日目

ウシくんが戻ってきました。

保護猫団体の代表の方からアドバイスをいただいて
実行したらその通りになりました。

猫は帰巣本能があるから家に戻ってくる。

ご近所さんも大変好意的にご協力いただきました。
ボランティアの方も早朝から夜遅くまで捜索をしていただきました。

多くの方々からの情報によるとそんなに遠くまではいっていないようでした。

その代表は玄関先にご飯をおいて、ドアをあけていたら中に入ってくることがあるというアドバイスでした。

昨夜さっそく、玄関先にいつも使っていた食器といつも食べていたゴハンとお水をおいておいたら、食べられた形跡がありました。
深夜にもう一度ゴハンを追加しました。
朝一で確認するとまた食べた形跡がありました。

ここにくればゴハンが食べられるということを覚えてもらうために
置いておくゴハンは少な目です。
何回も来てもらうためです。

食べにくる時間は特に決まっていないようで
１日に何回も来ているようでした。

さきほど、玄関先のゴハンとお水を玄関内に移動しドアを少しのすき間が
開くように段ボールをはさみました。外には誘いのゴハンをほんの少しだけ
おいています。

その段ボールに長いヒモをつけて、引っ張るとドアが閉まるように細工をしておきました。

しばらくすると、カリカリと音がします。
静かに猫の見えない位置でヒモの端を持ちます。
玄関内のゴハンをみると食べた形跡があります。
ウシくんは動く音に反応して一旦、外に出て、中をのぞいています。

ここは、じっと動かず、我慢してウシくんが中に入ってくるのを
待ちます。
ウシくんも慎重です。

どれくらい時間が経ったかはわかりませんが、
ウシくんが玄関内に入りゴハンを食べ始めたときに
サッとヒモをひきました。ドアが勢いよく閉まりました。

ウシくんはドアの閉まる音に驚いて、家の中に走って入りました。
事前に入って欲しくない部屋はドアを閉めています。

ウシくんはお風呂場に入っていったので、とりあえず
ドアを閉めて閉じ込めました。

ここで、ちょっと一息つきます。
保護猫団体のライングループに家の中にウシくんが入ったと
感謝とともに報告をしました。

つぎは、２階のウシくん部屋を確認して
バスタオルと洗濯ネットをもってお風呂場のドアを開けます。

バスタオルをかぶせようとすると勢いよく自らウシくん部屋へと
走っていきました。

すごい勢いで壁を駆け上り小さな窓から出ようとしますが、
窓は閉まってます。

そのままケージの上に登りました。
尻尾を太くして興奮状態です。

事故やトラブルに合わないで無事に帰ってきてくれて本当に良かったです。
保護猫団体のボランティアを含めたスタッフの方々の猫愛、ご近所の方々のやさしさに本当に感謝しています。

逃げられないように細心の注意を払ってお預かりさせていただきます。