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親指シフトについて

プロフィールに書いた親指シフターとは、親指シフトを使っている人のことです。で、親指シフトとは何かというと、キーボードでの日本語入力方式の一種です。ローマ字入力や、JISかな入力といった入力方式よりすごくマイナーですが、自分はとても好きな入力方式です。プロフィールを書くため思い返したら、使い始めて20年以上経っていました。

元々は富士通が開発し、同社のワープロ専用機に搭載されていた日本語入力方式です。自分も最初に親指シフトを使ったのはワープロ専用機でした。その後、ワープロ専用機の販売はだいぶ前に終わりましたが、親指シフトが利用できる日本語入力システム(OAK)や、親指シフト搭載パソコンや、キーボード配列のエミュレータを変遷しつつ、今も使い続けています。


親指シフトでの入力

親指シフト用のキーボードは、ぱっと見、一つのキーに かな が2つ割り当てられています。そして、キーボード下段の親指が置かれるあたりに左右それぞれ1つ、計2つのシフトキーが割り当てられています(タイトル写真参考)。

あるキーをそのまま押すと、2つあるうちの下の かな(例えば「と」)が入力できます。その かな に濁点をつけようと思えば、そのキーを押す手と反対の手の親指シフトキーと同時押しすると、濁点ありの かな(例えば「ど」)になります。同じキーをキーを押す手の側の親指シフトキーと同時押しすると、2つあるうちの上の かな(例えば「お」)が表示されます。

書いて説明するとややこしいですが、とにかく、左右の親指シフトキーで切り替えることで、1回の操作で1つのキーで3種類の かな を入力することができるのです。

鼻濁音(ぱぴぷぺぽ)や、小さな かな(っゃゅょぁぃぅぇぉ)もうまいこと配置されていて、他の かな と同様に、1回の操作で入力できます。


親指シフトの良い点いろいろ

親指シフトの良い所は、かな入力のため考えられた配列なので、入力しやすいことです。「入力しやすい」には、すべての かな が1回の操作で入力できるのでキータッチが少ないことや、指の動きに無理がなく、指が疲れにくいことがありますが、その結果、頭に浮かんだ日本語をそのまま入力できる感覚があることが、大きいなあと感じています。

文筆業の方でなくても、文字の入力をしたり書類や文章を書く人なら、充分快適さがわかると思うので、興味を持ってくださった方は、ぜひ試してみていただけるとうれしいです。……ホントに良いんですよ。お勧めです。


ちなみに

自分の今の親指シフト環境としては、一般売りの富士通のデスクトップパソコンにキーボード配列エミュレータ「やまぶき」を載せて使っています。 あと、出先にはポメラの親指シフト搭載版を持ち歩いてます。

#親指シフト

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