高校を中退した理由
----------------
いきなりですが、「ドラゴンなんて居ないよ!」という絵本はご存知ですか?海外の作家さんが描いた絵本なのですが、
ある朝、少年の「ビリー」が起きると目の前にドラゴンが居ました。
ビリーは、お母さんに
「ママ、ドラゴンが居るよ」と言いました。
しかし、ビリーのお母さんはこう答えました。
お母さん「何言っているの?ドラゴンなんて居ないわよ!」
ビリーは朝食を食べようとします。しかし、ご飯をドラゴンにぺろりと食べられてしまいます。
ビリーは、ふたたび...
「ママ、ドラゴンに食べられた!」
と言いました。
お母さんは・・・
「ビリー、ドラゴンなんていないわ」
と、言い張ります。
それから、ドラゴンはどんどん大きくなり、家を動かしてしまうくらいの大きさになってしまいました。
しかし、お母さんはあきれた様子で息子のビリーに・・・
「ドラゴンなんて居ないわよ!」
...と言い続け、ドラゴンをよけながら掃除や洗濯をしていました。
大きくなったドラゴンは家を背負って、街を駆けめぐってしまいます...。
仕事から帰ってきたビリーの父が、家が無いことに気づき、街中を探し回るわけです。やっと家を見つけた父は、
息子と共に・・・
「本当に、ドラゴンが居るんだよ!」と、お母さんに必死で訴えました。
すると、お母さんは
「ドラゴンが居るわね」と言いました。
やっと、ビリーのママは「ドラゴン」の存在に気づきました。気づいた頃に、ドラゴンが小さく(元の大きさに)なりました。めでたし、めでたし!
...みたいな、お話なのですが(ここからが本題です。)
実は、この絵本で出てくる”ドラゴン”は、人生においての「課題や問題」を表しています。
ビリーのお母さんは、「ドラゴンなんて居るわけない」と言い続けていました。
そう言ってるうちに、ドラゴンはどんどん大きくなってしまいました。
なぜドラゴンは大きくなり続けたのか?
それは、ビリーの母が、
「ドラゴンなんて居ない!」
...と言い張って、ドラゴンという名の「問題」に正面から向き合っていなかったからです。
これからお話するのは、ぼくのドラゴンから目を背けていたお話です。
「ぼくは、お金が管理できてる」と無意識的に思っていました。だから、お金を使っても「ちゃんと返せる」と思い込んでいました。
しかし、気づいた頃には大量の借金をしていました。※既に全額返済してます(苦笑)
お金の使い方に関しては、誰しも
「正しく使えている」
という自信があると思います。
ぼくも、そうでした。
しかし、本当にそうでしょうか?
「昨日、何にお金を使ったか。全て言えますか?」
日々の生活から見れば数百円の買い物なんて、ショボいかもしれません。しかし、放置し続けた問題は大きくなり続けます。...街中を駆け巡るドラゴンのように。
また、大きくなればなるほど、それだけコントロールするのが難しくなるということです。
借金の例でいうと、数百円の浪費を見直せば、大きな借金をするのを防げるということです。
「私(俺)には関係ないや!」
そう思われた方こそ、ビリーの母親のように、自分自身に「ドラゴンなんて居ないよ」と暗示をかけてしまっているかもしれません。知らずしらずのうちに...。
問題が「問題」なのではないのです。
本当の問題は、問題を「問題だ」と気づいていないことです。
この本を読んだときにぼくは、
ドラゴンに正面から向き合おう
そのように誓いました。
皆さんも、
いま抱えている問題が「本当にドラゴンなのかな?」って、振り返ってみてはいかがでしょうか?
ドラゴンがまさに今、あなたの目の前で大きくなろうとしているかも...しれませんよ?
この記事が『いいな』と思ったら、サポートしていただけると嬉しいです!