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スマートウォッチの本質は「チラ見」の向こうにある!

小寺・西田の金曜ランチビュッフェ 31号(2015年5月15日発行)より

売れるのか売れないのか、Apple Watchをはじめとしたスマートウォッチについては、議論が多岐にわたっている。筆者も正直、確信をもったコメントがしづらい状況だ。唯一、Apple Watchについて確実にいえることがあるとすれば、「他社製品よりクオリティはずっと高い」という点だ。そのことと、他社製品以上に注目が集まっていることが、結果的に市場構築の糸口となる可能性はある、と思う。

さて、今回語りたいのはそういう話ではない。

スマートウォッチの機能のうち、きわめて重要な要素が「通知」だ。時計から通知が見れることが、スマートウォッチの価値といっていい。だがなんでもかんでも通知すればいい、というものでもないし、通知の仕方も、単純ではいけない。今回は、これまでにスマートウォッチを使った経験や、スマートウォッチ関連ソフトウエアを作っている人々への取材から、「通知が今後どう変わるのか」から、スマートウォッチの世界を考えてみよう。

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