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とあるヘルプマークを付けてる女の話

私にとってのヘルプマーク

☆簡単な自己紹介
 私は地方在住の20代の女性です。大学では看護学を学び、看護師免許も持っています。発達障害や精神科看護に興味がありました。が、看護師では私の性格・気質及び体調の問題で就労せず放課後デイサービスでアルバイトをして過ごしていたこともありました。が、現在また精神的身体的に不調が出て療養中です。


☆ヘルプマークを貰う
 パニック発作を起こしたらどうしよう、人混みにいると精神的に辛くてすぐ疲れてしまう、隣に知らない人が座ると気絶しそうという不安で毎日の外出もままならないので役所の障害者福祉サービスのところ(だったと思います)で貰いました。
 こういったことで不安でヘルプマークが欲しいんですけど...と説明したら無料でいただけました。


☆私にとってのヘルプマーク
 私にとってヘルプマークは「お守り」です。
私は隣に知らない人に座られると強い恐怖感に襲われてパニックを起こしてしまうので、ヘルプマークを付けた鞄をわざと隣の席に置かせて貰います。(勿論混雑した時はしょうがなく立つか我慢して膝の上に置きますが...)
 「自分のタイミングで逃げられない」という環境において、心を許せる人がいない状況下は私にとって物凄くストレスフルで耐え難く辛いです。病院の待合室、トイレも後ろに待たれたり前に人が並んでいるのも苦手で多目的トイレに逃げることもままあります。
 娯楽も映画館の様な閉鎖的かつ大人数の場所には1人で行くことは怖いです。(コロナ対策で前後左右人がいない時期は今ほど症状が酷くないこともあってよく行ってましたが...)まあ、映画館苦手なのは他にもポップコーンなどを食べる音や匂いも苦手なんですけどね...感覚過敏で。

 少し話は逸れましたが、「パニックの原因になるので隣に他人が来て欲しくない」為と「パニックを起こした時にマークに気づいて周囲の人に助けて貰いやすい目印」の為に私はヘルプマークを付けて街を歩いています。
 でも、決して私たちヘルプマークを付けている者がヘルプマークを印籠や免罪符の様に思って付けてはいないことを知っていただきたいです。
 あの赤くて白十字とハートのある札をつけている子どもや人を見かけた時はあたたかく見守ってください。車椅子や杖をつくなどわかりやすく目に見えやすいモノじゃない「何か」を抱えて私たちは生きています。
 一見私の様に普通に見える人も「何か」を抱えて頑張って生きてます。どうかそれを見たら優しい気持ちでいてください。もし困ってたら優しく声をかけていただけるとその時はとても嬉しいです。

 以上、ヘルプマークを付けているとある女のお話でした!

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