億り人の普通の平日の時間割りの話

一億円ある人は、小鳥のさえずりで目覚めるんだろうと昔は思っていた

私は、早起きな息子に起こされて起きる

誰も体調不良じゃない日や特に幼稚園のイベントがない日は、朝の幼稚園バスの時間まで朝御飯を食べたり、本を読んだり、掃除や洗濯や布団を干したりしてをしたりして過ごす

天気のいい日で外の気温が30℃以下の場合、下の息子を連れて散歩にでかける

お昼前には帰ってきて、昼食の準備やおやつの準備と夜用の副菜も作ったりする

餃子やらを作るときは、おやつはちょっと手抜きな蒸しパン作りに変更するけれど、今日の夜の副菜は作りおきがあるのでカステラを作ることにした

この前、金沢に行ったときに食べた烏骨鶏の卵で作られたカステラ

季節限定にひかれて栗いりを買ったのだけれど

おいしかったんだけども、栗がたぶん国産じゃなかった

あとお値段のわりに大きさが物足りない

ぐりとぐら並みのでっかいカステラじゃなくていいから、もうちょっとこうどどんと欲しい

ということで、この前減農薬の栗を見つけたのでためしに買ってみた熊本産の栗があったので、それを21センチのスクエアの型にごろんごろん放り込んだ

ついでにワッフルシュガーもちりばめて、ジョコビッチの影響を受けて平飼いのこだわり卵をいれ、これまたこだわりの小麦粉やはちみつをいれて、今、オーブンで焼かれているカステラ

すでにいい匂いがしているので、乳児の息子はにおいにうっとりして畳の上でごきげん

今日のお昼は、昨日のカレーと海草サラダと梨、息子はリゾットの作りおきなので、あとは特になにもすることがない

ごろごろ息子と絵本を読んだり、布団を取り込んだりするくらい

幼稚園児はおやつ時に帰ってくるので、それまでちまちま家事をしたり、図書館に行ったりして過ごす

で、こんなブログのようなものを書いたりもする

穏やかな幸せを日々かみしめている

ただ、どれもこれも楽しさを感じない

昔は料理が楽しかったはずなのに、外食まみれの生活をしてからは頭のどこかにプロ以下の料理しか作れない

という、コンプレックスがある

図書館にある料理本もそれらは料理研究家や料理人の人のレシピなわけで

それを素人が真似して作るだけなので、私の料理はしれている

今日も、カステラにする用の栗はやや固めでゆであげたが、柔らか目がいいのか普通でいいのかもよく分からないまま

食器がだめなんだと、とっかえひっかえありとあらゆるものを試してみたが、どれもしっくりこなかった

よぎったけれど、値段に後ずさりしてまだ使ったことがないのはセーヴル磁器のカップ

それ以外は、ほぼ、目のついた気に入ったものは試したのに

うーん

カステラに最適な器とは

輪島塗の銘々皿も捨てがたいけれど、古伊万里もなかなか、いやいや、ここは南蛮由来のものか、はたまた長崎の波佐見焼がいいのか

悩む悩む

それとも金沢からヒントを得たから、やっぱり輪島塗

どれが一番、おいしそうだろう

大半の食器も売っ払ってしまったので選択肢はほぼないのが問題だ

うんうん

そうだ食器を買おう、食器

こうして今日は、ごろごろと食器を探そう


1億円の資産を持ったものの、特にしたいことや欲しいものももののみごとに消え去って、困りつつ焦りつつもがいている主婦でございます。