【調査】フィットネス(ヘルスケア)×食サービス市場
こんにちわ。ケイゴです。
元々メディア運営や美容関連でマーケティングしてました。
今は完全にリソースがフリーです。
解剖学や運動生理学を学ぶほどヘルスケアとフィットネスオタクで、フィットネス事業×食関連事業をリサーチしていたのでそれについて。
そもそも、次のような疑問を持ち始めたのが原因。これらは自分だけの疑問ではなく、友人、Bosyuヒアリング、Yahoo!知恵袋調査などを通じて発見。
「パーソナルトレーナーの情報って何が根拠なん?」
「ダイエットサービス、体に悪すぎん?」
「大手ジム広告動画のトレーング健康違反じゃない?」
「女性向けのパーソナルトレーニング高すぎん?」
「マッチョ至上主義どうにかならんの?」
最近では、動画レッスン付の器具販売事業を主とする「Petolon」の時価総額が7000億円以上を超えました。コロナウイルスを機に人々のフィットネスへの熱が急に動き出し始めています。
もう少し遡るとライザップを機にパーソナルトレーニングが一般的に認知されましたが、「ダイエットとしてのパーソナルトレーニング」の認知が大きく、ヘルスケアとしてのフィットネスや、パーソナルトレーニングを通じた姿勢改善、予防治療、メンタルケアなどの領域はまだまだ認知されていません。
このような背景もあって現在のフィットネス市場について調べていました。今回は特にダイエット市場(フィットネス)×食領域に注目して調査しました。
ダイエットサービスが解決する顧客の”不”は何か
継続できない意思の弱さが不の大前提だと思いますが、特定の分野で成果が求められる状況下に起きることが多いと考えられます。これは受動的な不であって、他者からの承認が必要な時に生まれやすいかなと思います。
例えば、デートで可愛く見られたい、最高の状態で結婚式に挑みたい、サークルの大会に備えて痩せたいなど。
対して、成果を求められない状況下での食事管理や運動はダイエットの分類ではないです。
「健康」「ライフスタイル」がキーワードで自分の好きな事を継続するために食事改善や運動に取り組む人が多いのではないかと思います。
なのでスポーツ選手も、好きなことを継続して活躍するための身体作りや食事管理だと思います。
(アイコンの男女に意味はないです)
不の解決策を探る
ダイエット市場の”不”は何があるのか。解決しなければいけない顧客のJOBを探ります。
”不”を探る
ダイエットサービスに申し込む理由は、「デート前に痩せたい」「結婚式前に綺麗になりたい」「夏の海に備えてに絞りたい」「だらしない体をから脱却したい」などありますが、「意思が弱く継続できない」ことが最大の不満であると仮定します。
これは先ほど説明した、「特定の分野において成果が求められる状況」で起きやすい不だと思います。
意思が強い人は運動や食事管理を仕組みして自発的に行える人がほとんどです。
解決策
「意思が弱く身体管理を継続できない」
この解決方法を探りますが、パーソナルトレーニングは解決策の一つ。
徹底的な食事指導/管理+トレーニングを通じて顧客の習慣を管理するやり方。
他の方法として、食事指導だけのサービス、カロリー計算された弁当配達、ミールキット配達など、様々なサービスが出てきています。
もちろん、これらの解決方法は、ダイエットをしたい顧客だけでなく「健康思考」の高い顧客にも認知されます。
市場セグメント
次にニーズのセグメントです。
ターゲット(ペルソナ設計)は絞らずに、市場のセグメントを行います。ターゲットの限定は意味がなくペルソナはあまり有効ではないと個人的に思っています。
食育市場
食育とは、食事知識を身につけて健康管理をするため。
基本的には適切な学習を通じて食事知識を習得し自由自在に自分のコンディションを管理することが目的とされています。
食育協会やジュニアアスリートに特化した食育サービスなどがあります。
食事指導市場
食事指導、1on1で実施され、一人一人にあった食事の指導(提案が中心)になります。専任の管理栄養士がラインなでで食事に対するアドバイスを行うのが鉄板です。
指導に特化したサービスではTabegramなどがあります。
昔Fincが運営してたダイエット家庭教師サービスは今年の6月にサービスを撤退しています。2014年に始まったサービスなので6年間は運営されています。2014年はライザップがCMを打ち出した時期なのでダイエットサービスが注目された時期です。
食事指導+トレーニング市場
これはライザップなどのパーソナルトレーナーでよくあるやり方です。どのジムも食事管理サービスがセットです。笑
食事提供市場
最後は、中食市場と言われる食事配達です。
「美味しい食事を食べて痩せたい」「ご飯を作る時間がないので時間を買う」など顧客ニーズがダイエット市場とは微妙に違いますがまとめておきます。
-冷蔵弁当
目的に応じてカロリー計算された冷蔵弁当が宅配されるサービス。
マッスルデリなど
-冷凍弁当
上記の冷凍弁当版。健康三彩などがあります。海外ではヴィーガンに特化した冷凍弁当宅配サービスなどもあります。
-冷蔵/冷蔵ミールキット
ミールキットは食材をセットで届けるサービスです。BASEの完全食、オイシックス、ナッシュなどがあります。
ダイエット市場×食サービスのマネタイズモデル
-食事宅配×定額課金型
BASEやマッスルデリです。
-アプリ運用×追加課金型
今年にβ版でリリースした凸版印刷のオンライン食事指導サービス。
-1on1指導×短期間単発型(ctoC)(ジム連動)
従来のパーソナルジム。
-1on1指導×長期間定額型
食事指導に特化したTabegram。
-コミュニティ×FC型(協会)
食育をしたい主婦を集客し独自の資格発行を行い、ママコミュニティを形成してFCモデルで拡大している食アスリート協会。
RTB(買う理由)が生まれやすい設計でインスタグラムでもプチバズを起こしています。ターゲットは顧客の顧客であるジュニアアスリートで、U-18世代で各スポーツ別の日本代表選手のママさんたちが資格取得をしています。
-出張シェフサービス(CtoC)
シェフが出張して食事を作るシェアダイン。実はこのサービスリリースの数年前にクラファンで類似ビジネスモデルでプロジェクトを立ち上げていた管理栄養士さんがいました。
-栄養士と企業のマッチングサービス(マッチング)
これはダイエット市場とは別市場ですが、管理栄養士版のクラウドワークスです。クライアントワークで発生する管理栄養士にしかできない業務と管理栄養士のマッチングサービス。
サービス監修、ライティング、コンテンツ監修などです。
自分なら...
ダイエット市場ではなくフィットネス×食事への参入を前提として、
セミプロクラブのアスリート/スポンサーを巻き込んだ学習型ジュニアアスリートのコンディショニング支援サービスです。
中学〜高校は最も体が成長しやすい時期です。自分自身も高校までサッカー部でしたが、中学→高校で身長が10センチ伸び体重も増えたことで思うように体が動かないことで悩みました。
当時のチームは怪我をする選手も多くベストコンディションで試合に出たことはほんの数回。全国大会に出場した時も複数の選手が怪我をしながら出場していた記憶があります。
身体作りに関する授業を実施する高校は少なく、外部の管理栄養士による勉強会か、自分で模索しながら知識を身につけるしかありません。
とはいえ、管理栄養士さんのような優れた知識は不要で、体のコンディションを改善できる食事のメカニズムさえ知れば、どのような食事を摂取すればわかります。
サッカー日本代表の吉田まや選手もジュニアスリートの食事の大切については強く言及されています。
なので、「どこでも、一人で、学習できる」スタディアプリのアスリート版のサービスを今模索しています。
極端な話、武井壮さんのクローンを様々な業界で生み出せば日本スポーツの欠点である身体能力は改善できると思います。
クローンを生み出すにはトレーニングと食事が重要です。
最後に
今回はダイエット市場×食領域に市場のサービスについてでした。
フィットネス市場、ダイエット市場などに興味がある方、ぜひ連絡お待ちしています。
余談ですがフィットネス市場の盛り上がりと共にパーソナルトレーナー市場も盛り上がっていますが、本来は非常に小さなニッチ市場です。
お医者さんを治療役とするなら、パーソナルトレーナーは予防役です。
予防するためには、解剖学、運動生理学、栄養学を基本として、顧客の要望に応じて様々な対応が求められます。
非常に専門知識領域ではありますが、知識を身につければ健康体を維持する事ができ、入院する必要もなければ、介護の必要もなく、投資対効果が非常に大きい学問であると思います。
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