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21年越しの上海🇨🇳

わたしと上海🐼

初めて上海を訪れたのは1998年の春でした。当時単身赴任していた父に会うため、妹と2人で飛行機に乗り、虹橋空港に降り立ってから、気付けば21年が経ちました。

中心部を少し外れると開発中の工事現場には土埃が舞い、車の往来も激しく、道路を渡るだけですごくドキドキしたあの日。きらびやかな外灘の夜景や、初めて食べた小籠包。本物の揚子江、上海から杭州へ向かう特急列車の車窓に広がる美しい菜の花畑や、蘇州のどこか心を掴まれる懐かしい風景。毎年家族で父のもとを訪れては、美味しいものを食べ、心躍らせながらお買い物をし(当時は物価が今ほど高くなかったので、中高生のお小遣いでも色々なものが買えたのです)、家族みんなでわいわい過ごしたこと。色々な記憶が折り重なり、いつからか、いつかチャンスがあれば上海に住んでみたいと思うようになりました。

が、大学を卒業してすぐに就職→その3年後に結婚し、札幌へ☃️→子供が生まれ、育休を取って復職。→ようやく仕事にも慣れ、生活も軌道に乗ったかなという頃に夫の転職により東京へ引っ越し😂→夫、激しく多忙になり孤高かつ怒涛、完全ワンオペのフルタイムワーママ生活開始→どうしても2人目が欲しくなるも思うようにゆかず、変わらず働き、子育てをしながらも静かに心を病む(最終的に不妊治療の病院に通い、2018年に女の子を出産😭)、、、と忙しく人生を過ごしているうち、そんなことを思っていたことはすっかり忘れてしまっていました。というより、この数年は毎日に必死すぎて、考える余裕がなかったのが正直なところなのですが😢(ちなみにこの間に計5回引っ越しをし、自宅の購入を2回、売却も1回経験😂)

必死に日々を過ごしていたある日、夫から入った「上海に転勤になりそう」という1行のメッセージ。単身赴任の父を訪ねたあの時間はとても楽しかったけれど、出来ることなら家族みんなで、一夏ではなくて毎日を一緒に過ごしたかった。その気持ちが蘇り、赴任には帯同したいと夫に伝えました。(実家も遠く、日本に残って働きながら、一人で2人を育てる自信がなかったことも大きいですが😂)帰国後の仕事をどうするかなど懸案事項は残るものの、「家族が家族として過ごせる時間は長いようで短い」父が単身赴任したあと、18歳で実家を出たわたしは常々そう感じてきたので、経済的に許される限りは、家族で過ごせる今を大切にしたいと思っています。

いつか住んでみたいな、、と思ったあの日から21年。時間はかかったけれど、2019年8月4日、雨の中、夫と大事な2人の子供たちと共に、上海に降り立ちました。

語学学校に通いたい、心ゆくまで街を散策したい。やりたい事はたくさんあるも、乳児がいると行動のすべてが制限される😭ついでに上のお兄さんも完全に赤ちゃんがえりしてしまい、かなり手がかかる😭などありますが、焦らず、少しずつ、出来ることから取り組んでゆき、その足跡を時々ここに残したいと思います。子供が寝てから。









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