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罰や褒美を使わずに、子供を導けないのは、子供の性格ではなく大人側のスキルの問題だよというお話

こども合同会社のさいとうです!
子供だけで企画するハロウィン企画、人数も予定より倍増しているのに雨予報で、もう逃げ出したい気持ちになっています。どうしよう。

今日はイライラについて考えてみました!

普通に生きているだけなのにイライラする。

子育てをしている人はわかると思いますが、
子育てをしているとめちゃくちゃイライラします。
いや、めっっっちゃくちゃイライラします。

後々考えると、別にそんなに悪いことしてないのに、

ちょっと用意遅かったり、物を片付けなかったり、
何回言っても電気消さなかったり、宿題忘れたり、

たったそれだけのことでもイライラが溜まっていって、

敵にも言わないような辛辣な言葉を言ってしまったり、
時には手をあげたりもしちゃいます。

外歩いている時、道に落ちてる石とかに夢中になってちゃんとついてこないとか、だらだら歩くとか、それだけでもなぜかイライラしてしまいます。

子供に終始怒鳴っている大人を見ると、わかるよ、わかるよって思います。

で、散々怒鳴り散らしたあと、自己嫌悪に陥る。

親がみんなそうだとは言いませんが、子育てのイライラに
比べると、他のイライラは比較的対処しやすいので、
子育て以外でも使えるかな~のスキルについて紹介したいと思います!

子供の人格を否定してしまう

で、子供の怒り方について、よく育児本見ててイラってするのが、

子供の人格を否定したり、性格を攻撃することはダメ。

人と比較するのもダメ。って書いています。

が、

これは本当にそうなんだけど、子育て実践の中でこれを守るのは非常に難しい。じゃあどうしたらいいかのコツを教えてくれない


『あなたは本当にダメね!』

『そんな性格じゃ友達みんないなくなっちゃうよ!』

『●●ちゃんはちゃんとできてるのに!』

『もう、バカ!』

ってとっさに出てきてしまいます。


こういった攻撃の言葉は子供にみじめさを感じさせてしまいます。

お前は●●だ!

これは本当によく使ってしまいます。

『本当にあなたは優しくないし自分勝手だね。』

『記憶力がないね。』

これを言うと(言い続けると)、子供は親が思っている以上にその言葉を信じて、私は自分勝手で優しくない人間なんだ、僕は記憶力がない人間なんだ。ってなります。

これ注意が必要なのが、日本人は謙遜の意味もこめて、友人の前で、

●●ちゃんはいいよねー、うちの子なんて、ほんと素直じゃなくて、全然ダメ。

みたいなことを子供のいる空間で言っちゃう場合もありますが、心理学的には直接言われるよりも第三者に自分のことを言われる方が信じてしまうということもあるみたいです。

罰や褒美で従わせようとするのは逆効果

じゃあ辛辣な言葉で従わせず、こちらが期待している行動に
導く為にはどうしたらいいか、どうやったらこっちの想いが伝わるのか、

もう一個やりがちなのが、罰と褒美です。

次もう一回●●したら、おやつ無しだからね!
●●したら、廊下に立たせるよ!

とか

暗い部屋閉じ込めたり、

鬼から電話かかってくるアプリとかもそうですよね。

でも、罰せられたあと、

『あぁ、私が間違っていた。もっと責任をもって、行動を改めよう。』

なんて子供はいません。短期的に言うことを聞いたとしても、
それは恐れや恐怖心であって、期待に応えよう、
罰してくれたこの人を喜ばせようという前向きな感情ではありません。

もう一個やりがちなのが、

●●したら、●●してあげる。

みたいな褒美で動かすやり方です。

実はこれは子供は学習していて、慣れると怒られようが何しようが
これを使ってわざと親を困らせる(期待に背く)行動をするようになるみたいです。

お店で駄々こねて泣いている子供とかもそうですよね。

親を困らせて、買ってくれたら泣き止むと親が知っていることを知っているんです。なにかが欲しすぎて泣いているわけではないんですね。


そもそも大人のスキル不足の問題

じゃあ何で多くの大人は、自分たちが吐く言葉が子供にどんな影響を与えて、傷つけているかを理解していなくて、子供たちを逆上させたり、諦めさせたり失望させたり、恨ませたりしてしまうのか?

何で、罰や褒美で、行動を修正してしまうのか?

これは単純に、大人のスキルの問題で、子供を罰せずに行動を導くスキル、方法を誰も教えてくれないだけの話です。

『育児』に正解なんてないんだ、みんな親にならないと親の気持ちなんてわからないんだってよく聞くけど、確かにその通りではあるんですが、自分の行動言動をどうしたらいいかの勉強はできます。

子供はマイナスの感情になっている時、不平不満を言っている時、
誰の何の話も耳に入らないようになっています。
自分に起こっているとこを理解して欲しい、受け入れて欲しいと考えています。

なので、上記の場合は、大人が忠告をしても批判(批判が論理的に正しくても)をしても、それは、自分の気持ちをわかってくれないという恨みに変わります。


行動と感情の両方を見る

じゃあどうしたらいいのか、

コツは行動と感情の両方を見る
という方法です。

どうゆうことかと言うと、

子供が腹立ってるとき、態度が悪い時、マイナスの感情がたまっている時、
ある行動をを改善させる時には、まず感情をどうにかしてやらなければならない。
ということを理解しないといけないです。

まずは怒る、罰をあたえる、褒美を与える、の前に

目の前で起こっている事を行動面と感情面でわけます。

例えば、小さいことですが、何回言ってもトイレの電気消さない時、

何回言ったらわかるの!!!

ではなく、

まずはいちいちトイレの電気を消すとかめんどくさいよね。

とか

親に何回も指摘をされることって億劫なことだよね。

って感情に寄り添った後で、

具体的にどうして欲しいかを伝える。

電気代もったいないし、使った後は、トイレ流す→ここのボタンを
押して電気消すってとこをセットでして欲しいです。

て伝える。

いっつもしょうもない兄弟喧嘩をしていることが嫌なのを伝える時は、

あんたが●●しないから喧嘩になるんでしょ!!

ではなく、

嫌なこと言われて腹立つよね。

とか、

いっつも我慢してるから嫌だよね。

って感情に寄り添った後で、

でもこうしたら喧嘩にならなかったかもしれないし、
優しくしてくれたら嬉しいなって伝える。


私も実践をしていますが、これをやると不思議と感情面に寄り添ってる間に
爆発的な怒りが消えて、行動面が結構冷静に言いたいことをはっきりと
伝えられます。

子供が自分は何が嫌なのかの感情を子ども自身が理解することの助けにもなります。それをお互いが理解した状態で行動面の問題に進むと、すんなり頭に入りやすくもなるみたいです。

それでももう我慢できない時がある

もう冷静さを保てない時があると思います。

親だって人間だし、怒りの感情を消し去ることなんてできないと思います。

そうゆう時のコツ、スキルは、

私は怒っている。もう今から怒鳴りたい気持ちだ。怒鳴ります。

って伝える。

我慢にも限界がある

ってことを伝える。

その上で、怒りを出す。

これも実践していますが、子供に親の気持ちをわかってもらうという点で
私自身効果を感じています。

子供のことを考え、関心があるからこそ、
怒りを避けることはできないと思います。

子供のことを思えば思うほど、
怒りや悲しみに直面する機会も
多いと思います。

でも怒る目的はストレス発散でも恨みを買うことでもない。

せっかく相手を大事に思って怒る、

良くしたいと思って指摘をしているのに、

自分の言動によって実は子供を傷つけているとしたら

そんなもったいないことはないと思うので、

是非スキルを意識して、親子共々happyになってもらえたら嬉しいです(*^-^*)

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