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フランク・ロイド・ライト展(パナソニック汐留美術館)

概要

『フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築』
パナソニック汐留美術館
2024年1月11日(木)~3月10日(日)
※水曜日休館(ただし3月6日は開館)
10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
※2月2日(金)、3月1日(金)、8日(金)、9日(土)は20:00まで


展覧会写真は載せていませんが、参考写真は掲載しています


訪問時間

  • 水曜日(閉会19日前)

  • 晴れ

  • 13:50頃到着

  • 14:10からの入場整理券配布中
    ※2/17以降の土日祝、及び、3/1以降は日時指定予約が必要

  • 無料ロッカーあり

  • 授乳室及びオムツ替えシートが同ビル内にあり(要スタッフに声掛け)

会場の様子

  • 入場制限あり(この日は11時前から入場整理券を配布開始したとのこと)

  • 入場開始後にチケットを購入、時間枠の最後の方に並ぶと10分は待つ。

  • 先にロッカーに荷物を預ける方が良いが、あまり空きがない。(空きがない場合は別途預かってもらえる)

  • 原寸モデルの部分のみ写真撮影OK。

  • 子連れはいなかったが、空いていれば観覧可能な量。

感想

「近代建築の三大巨匠」の一人、アメリカの建築家、フランク・ロイド・ライトの展覧会で、日本では約26年ぶりの本格的な回顧展。
日本ともかかわりが深く、帝国ホテル二代目本館というとわかる人も多いと思う。(今は犬山市の博物館明治村に一部移築保存)
その帝国ホテル二代目本館の竣工から100年を迎えた記念としても開催されており、田根剛氏による帝国ホテル東京 新本館イメージパースも見ることができる。

全体的には、一般的な建築の展覧会同様、図面資料や模型、家具の一部などが展示されていた。
セクション毎にどの順番で観てもわかるように構成されているので、空いているところか観て回るのが良い。
ユーソニアン住宅の原寸大模型の部分のみ撮影可で、実際に座ったりプライバシーを保ちつつ繋がる空間を体験できる。

物販はそれほど目新しいものもなかったが、自由学園やヨドコウ迎賓館で販売されているものが購入できるという点は良い。

館内は広くないので、じっくり文字を読み込んでいくのでなければ、1時間あれば十分見れる量だった。
ただ、全体的に通路も狭いので、荷物や上着でかさばらないように動きやすくして入るのがオススメ。

最後に、建物見学した際の写真を少し。

旧山邑家住宅(現・ヨドコウ迎賓館)車寄せ&エントランス
沢山の小窓と立地を生かした見晴らしの良い空間
平面プランに初めて導入された30度の屈折
水平ラインが美しいルーフテラス

やはり、実際に行った方が軒の深さや横に広がる空間のつながりを感じることができる。
ヨドコウ迎賓館は維持費もかかるそうで、そのためにも是非訪れてほしい。

続いて、都内にある自由学園明日館。

ビアテラスの日は、ライトの設計した椅子が庭にあり、そこでビールが飲める
校舎の中心に設計された食堂
ガラスのデザインが素敵なホール

こちらは定期的に見学会や、ビアテラス、明日館レストラン、COEDOビールと暖炉などのイベントが開催されていて、気軽に訪れられる。
ただ、イベント時は人が多く写真を撮るのには不向きなので、空間を楽しみに行くのか、建物を見に行くのかで使い分けした方が良さそう。