深夜の２時間DTM：「ジャンル：ヒーリングミュージック」のお題の参加曲です。

今回はヒーリングミュージック（癒し系音楽）なので雰囲気重視、あんまり考えずに作ることにした。

こだきんは鍵盤を両手で弾けない。左手と右手、片方を弾くと反対側がつられてボロボロになる。

だから今までは鍵盤は右手だけで少しずつ弾いて、DAWの編集能力をフル動員してパッチワークして、それっぽく作ってきた。

でも今回はゆったりした曲。リズムもタイトじゃないし、楽器が少なくてもいい。もしかしたら、念願の「両手弾き」できるかもしれない。まあいいじゃないか。

ふわぁっとした気持ちのいいパッド系音色を鳴らす。弾いてて気持ちいいのがポイント。

左手で適当に指を開いて、ぱあんとコードを弾く。ふわっと気持ちよく響く音の組み合わせを探す。

左手でコードを伸ばして弾く。8小節分。かなり適当。そのあと「左手の指の形を変えず」（←ここ重要）白鍵盤ひとつぶん左に移動させて弾く。指の形は同じだから手を移動させるだけ。簡単！それで次の8小節。

音楽コードはうまく出来ている。おまけに特にピアノとはとても相性がいい。白鍵を適当に押しても案外そんなに変な音は出ない。白鍵一個分左右にずらすと、知らず知らずに曲のコード進行が出来てくる。

もう2回ほど繰り返すと、なんとなく曲の伴奏っぽい感じになってきた。何回か練習して、今度は両手弾きに挑戦。

なんといっても左手の形を壊さないから、注意は右手に集中できる。
左手で調子を取りながらコードをベタ弾きして、それに合わせて右手でメロディをなんちゃってで付ける。（ヒーリングミュージックなのであまり主張が強くない方がいい）

で、いい雰囲気になったら、いっきに録音。初めての両手弾き。少しだけ緊張。
立ち上がりの遅いシンセパッド音色を使ったので、リズムがヘロヘロでもバレないから大丈夫ーと自分に言い聞かせる、

弾いているうちに、なんだかキーボーディストになった気分だ。気持ちいいねえ。

ここで一念発起してピアノの練習を始める…わけではなく、一夜の夢に終わるけど、でもまた別の曲でやりたいなあーーー。

こんな話を言うと「でもあんた両手でギター弾けるじゃない」と言われる。それはそうだけど、ギターとピアノは根本的な何かが違うのです。やっぱりピアノをパラパラ両手で弾けるひとは憧れる。

…作っていてけっこう楽しかった。
長文お読みいただきどうもありがとうございましたー。