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一本目🍁


木の声    →🌳(((     )))
コエダ(私)の声→🙂《      》

🍁🍁🍁🍁🍁🍁🍁🍁🍁

🌳(((あーやっぱなぁ〜😩)))


キョロキョロ見上げていると
一つの楓(かえで)の木と目が合った。

てか楓の木だったんだ。

🌳(((だ〜よね〜、こんな小さくて立派じゃなかったら気づくわけ、ないよね〜)))

見ると、ちょっと縮れた赤い手を
やる気なさげに振っている。

なるほど紅葉してたのか。

😗《夜だったし、今風邪ひいて寒いし
それで気づかなかったんだよ、ごめんね。》

風がビュービュー寒いので
彼らを後にしてドラッグストアへ。

薬を買ったあと、
反対側の道に渡ろうとしてやめた。

今度は上を見ながら楓の並木道をいく。
🙂《へへ、また来たよ。さっきはごめん》
🌳(((おう)))
なんだ、ちょっと嬉しそう。
🙂《なかなか見応えあって綺麗だね》
🌳(((下見てたら何にも見えないからな)))

てくてく歩くと「天童公園」の文字。

🙂《へぇー君たち、公園の木なの》
🌳(((そうだよ、天童よしみって知ってる?)))
🙂《うん、海が割れるのよ〜の人でしょ?》
🌳(((そうそう、あの人が生まれたところだからさ、ここ)))
🙂《マジ?アーティストの名前が公園につけられるってすごいね》
🌳(((だね。いろいろ、地域に貢献してるみたいよ)))
🙂《へぇーありがと!》


宿に着き、
早速 天童よしみについて調べたら
彼女は和歌山県田辺市の出身だった。
(ちなみに単に天童市だから天童公園だった。)

あいつ・・・

病に苦しむ人間を騙すとはいい根性だ、と
1人部屋でめちゃめちゃ笑った。

※この物語はノンフィクションです
※騙されたのが悔しかったので写真は撮ってあげませんでした・・・

とは言っても映えた方がいいかなぁと思って他の写真に差し替えました。(残念なことに枯葉や花束など幹や根っこが切れてしまった方の声は私には聞こえません)


コエダ







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