春に義理の父が亡くなった。
入院してちょうど1年でお別れの時は来た。

亡くなってから私たち家族は、コロナ渦中全く行けていなかった北関東に、法事や用事含め、しばらくぶりに度々顔を出すようになった。

私は下の子が骨折をしたことで、昨日今日、それどころではなかったが、旦那様は、ひとりまた実家へと足を運んで来た。

帰ってきた旦那様が、子供に語りかけていた。
「人間は優しさが全て」この言葉が
じぃじの部屋に大きく書かれていたよと。

それはとても大切な言葉ね！
私は即座に返した。
「人間は優しさが全て」

〝優しい〟ってのは、多分人それぞれきっと捉え方が違うと思う。何を持って優しいとその人が捉えるか？

〝優しい〟の意味が同じ人と、きっと人は引き合う。〝優しい〟の意味が違う人とは、お互いの理解はずっと得られない。

争いごとは、優しさの意味を履き違えた結果。人はベクトルの向いている方角が、大きく異なる人とは悲しいけれど、分かり合えない。