今日は4月~9月に読んだ本の中で、面白かった本をまとめていきます。
読書メーター
学生編
項羽と劉邦
上半期ではダントツで面白かった小説です。
いつも歴史小説は途中で飽きちゃうんですが、
項羽と劉邦は天下統一バトルなのでハラハラしながらノンストップで読めました。
秦の始皇帝はキングダムで有名ですが、
この本は始皇帝が死ぬところからスタートします。
一人で何でもできてしまう超有能の項羽と、
一人じゃ何もできないから周りの助けを借りるしかない劉邦。
でも最後に勝つのは劉邦なんですよね…
二人の対比がめちゃくちゃ面白くて、
能力主義の現代社会について色々と考えさせられるお話です。
(これが史実なのがすごいよね)
反応しない練習
仏教を現代におけるツールとして捉えた本です。
僕は高校時代に仏教校に通っていたんですが、
マジで仏教に興味ありませんでした(般若心経ダリ~と思いながら読んでました)
別に今も全然仏教徒ではないんですが、
学べることは多くて、生活に役立ってます。
好きフレーズ
めちゃくちゃに刺さりますね(死)
天才を殺す凡人
才能とは何ぞやについて書かれた本です。
天才・秀才・凡人がお互いにどう思っているのかの関係値が面白いです。
この本が凄いのは、人間をタイプ分けすることを目的とせずに、
全ての人間に天才・秀才・凡人的な面を認めている所です。
誰しも天才としての面を持っているのに、
能力や欲求、環境によって噛み合わなくなってしまうことがある。
痛みを伴いながら天才として周りを惹きつけるか、
周りを踏みつけながら秀才として登り詰めるか、
注目されなくても凡人として平穏な日々を送るか、
才能、能力、生き方について色々と考えさせられます。
ボッコちゃん
星新一のショート・ショートと呼ばれる短編集です。
1作品4ページくらいなんですが、お手本なまでのフリとオチ(そしてブラックユーモア)が聞いてて、
しかも50作品も詰め込まれてるとんでもない本です。
中でも好きな話が「おーい でてこーい」です。
これ以上ないくらいの風刺が聞いていて、
あまり表には出せない人間の性格の悪い部分をニヤニヤさせてくるような、めちゃくちゃ好きな話です。
medium
個人的ナンバーワンのミステリ。
ネタバレになっちゃうので、抽象的な説明しかできないのが辛い。
(大変失礼ですが)途中まであんま面白くないんですけど、結末の衝撃がヤバいです。
「面白くなさ」が面白いに変わる瞬間の脳みそのバチバチ感がえげつなかったです。
ミステリ好きだったら是非一度読んでみてほしい。感想語り合いたいです。
おわりに
読んだ本振り返るのは書いてて楽しかったので、下半期またやります(覚えてたらな!)
それではまた✋