見出し画像

どっちがいい?文字起こしサービス「Notta」と今話題のLINEが提供する新サービス「Clova Note」を徹底比較!

オンラインでの会議、授業、イベントなどに参加する際、これまでは録音をしておくのが主流でした。昨今自動文字起こしサービスが普及し始め、多くの人たちがご自身の用途に合ったサービス、アプリを探しているでしょう。

2022年5月24日にリリースされたClova Noteと、業界有名なNottaを徹底的に比較します。

Nottaとは?

notta文字起こし公式サイト
Notta公式サイト

NottaはAIによる文字起こしサービスを提供する会社です。学生から会社員、企業まで幅広い層にご利用いただいています。2022年9月現在、累積ユーザー数は66万人を超え、チーム版利用企業数も200社を超えました。

Clova Noteβとは?

Clova Note公式サイト

Clova Noteβは2022年5月24日にリリースされた、AIによる音声記録⋅文字変換サービスです。LINE株式会社が提供しており、名前のとおりまだβ版です。現段階では個人向けサービスとして展開されており、10万ダウンロードを超えました。

【比較表】から見るNottaとClova Noteの違い

様々な角度から、NottaとClova Noteを比較しました。ぜひ参考にしてください。

メリットからNottaとClova Noteを比較

各メリットとデメリットに着目し、それぞれを比較していきます。

Nottaを活用するメリット①|豊富な文字起こし機能
Nottaのメリットはリアルタイム文字起こしもさることながら、様々なWeb会議ツールやGoogleカレンダーと連携が可能で、利便性が高いです。

Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsと連携し、Web会議にBotとしてNottaが参加し文字起こしをしてくれます。

Nottaを活用するメリット②|便利な編集機能
文字起こし後のデータ編集においてもできることが多いです。文字起こし結果の翻訳(アプリ版)や無音スキップ(Web版のみ)、タグや画像挿入など、Nottaひとつで細かい修正をかけた資料を作成することができます。

データの共有も可能なため、作成した資料をそのまま展開することも容易です。

Nottaを活用するメリット③|コスパが高い
Nottaのプレミアム会員は有料会員ではありますが、月に利用可能な時間数が多く(月に最大1800分)、Clova Note(月に最大600分)と比較しても3倍のデータ量を扱えます。

 Clovaを活用するメリット①|話者分離機能
Clova Noteのメリットは話者分離機能をメインとした、文字起こしデータの見やすさです。

話者ごとにアイコンを自動で振り分け、発言ごとにテキストを分割して表示するため、データの視認性が非常に高いです。

Clovaを活用するメリット②|全ての機能が無料
Nottaとは違い全ての機能を無料で利用できるため、使用率が高くない人であればClova Noteも満足できるでしょう。

しかし現在リリースされているのがβ版のため、いつまで無料で利用できるかは分かりません。

Nottaでは既に実装されている連携機能についてですが、Clova Noteも今後様々なWeb会議ツールと連携を進めていく予定ですので、この点に関しては今後に期待できるでしょう。

評判・口コミからNottaとClova Noteを比較

実際に利用した人の口コミを確認してみましょう。

Notta

会議議事録メモとして、相談内容の記録に、精度が高く使いやすい
・会議の議事録メモとしての会話録を簡単に作れるようになりました
・Zoomの録音・文字起こしが圧倒的に楽になりました
・精度をもっとあげてほしい、複数人が同時に話すとまとまってしまう

企業所属の専門職

書き起こしがめちゃくちゃ早くなる
・ファイルをアップロードしたら数秒で完結する
・YouTubeの動画もすぐに書き起こししてくれる
・複数人で使用する場合追加料金が必要になる

企業所属のPM

多言語の文字起こしを高精度に可能
・日本語、英語に限らず、多くの言語で文字起こしが可能
・複数の言語で可能なので、多くのサービスを契約せずとも文字起こしをすることができます
・発言者毎のまとめ機能がない、発言者毎に分類する機能がほしい

企業所属の研究職


Clova Note

話者ごとにちゃんと分けてくれる
・話者ごとに分けてくれるのが非常に便利
・内容を記録するには申し分ない
・まだ少し精度に難がある

企業所属の専門職

商談後の議事録作成時間が非常に短縮されるようになった
・議事録作成時間が1/3になった
・誰が話していたのか?も正確に識別してくるので、会議内容を把握するのに役立つ
・認識精度も思ったよりきちんと認識してくれた

企業所属の営業職

使い勝手はピカイチ
・声を分析して参加者を切り分けてくれる精度が高かった
・UIがすっきりして使いやすい
・聞き取りにくい部分は比較的無視されてしまうのが気になる

企業所属の専門職


総合評価

様々な意見を加味した上で、Notta、Clova Noteの総合評価をします。

Notta

・Web会議中に議事録を取る必要が全くない
・月に扱えるデータ量が多い
・データ修正を行いやすい

文字起こしを頻繁に行う人向けです。機能の多さに比べ金額が抑えられているため、バランスがよい。

文字起こしをする上で痒い所に手が届くサービスを随所に散りばめています。

Nottaを使えばもう会議中にタイピングをしながら聞く必要はないでしょう。


Clova Note

・全ての機能が無料で使える
・話者分離機能が優秀
・お手軽

文字起こしを不定期に行う人向けです。

無料で利用できるため、1か月600分(データ提供を許可すると仮定)のデータ量で十分な人にはお勧めです。

話者分離機能が優秀なため、文字起こし後の修正作業を少しでも減らしたい人には助けになるでしょう。

まとめ

NottaもClova NoteもAIを駆使した優秀な文字起こしツールです。

しかしどちらを使用しても、曖昧な変換をしてしまう場面は存在します。

現行技術では100%の文字起こしを実現することは難しいため、最後はご自身で文章を確認しつつ修正をしていく必要があります。

修正が必要だと念頭に置いて文字起こし作業を進めていくのであれば、優秀な文字起こしツールに間違いはありません。

ご自身のスタンスにあったツールを選んでいただければ幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?