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氷狼と言葉

私「お忙しいところすみません。国家警察特別異人課第一捜査部隊の水戸亞瑠(ミト アル)と申します。実は…」
今は同僚のメイムとカナト・カイトと共に異能を使ったと思われる連続突然死の犯人を探している最中だ。
頬からこぼれ落ちた雫が地面に強く叩きつけられる。
カイト「…また手がかりなし…。」
私「あっつい…」
メイム「巡回も楽じゃねぇな…アルトもっと別の人に聞き込みに行ってくれ」
私「じゃあ涼しくなる方法考えてよ〜」
メイム「はぁ…カナトの温度超変化で周り冷やして貰えばいんじゃねぇの?」
私「おぉー!メイム天才!」
カナト「えぇっ…僕…?まぁいいけど…我らが周囲の熱よ、我が呼びかけに答え、温度を下げよ
私「ひゃー!涼しい!」
メイム「俺の方も…ありがとな」
カナト「アルトだけずるいからね〜」
私「あははっ!みんな涼しくていーね!」
メイム「捜査」
私「ちぇ…はぁい」
私たちは異人だ。
異人というのはその名の通り普通とは異なる人で
特徴は、異能と呼ばれるさまざまな能力を持っていること
それから、国から将来を決められることだ。
私は言葉ノ実という能力の保持者で、その能力は些細な言動から相手の性格や考えがわかるという能力だ。そして、ワードを発すれば相手の個人情報一覧が現れる。この一覧はどうやら私にしか見えないらしい。
カナトは温度超変化という異能を持っていて、その能力は自分の周囲(半径5メートル以内)の温度を自在に操るというものだ。
カイトはカナトの双子の弟で、彼の異能は電流ノ使者という電気を操れるというものだ。この能力は防犯カメラなどの情報を手っ取り早く見ることができたりと、とても便利である。
最後にメイムは氷狼の保持者で、その能力は冷気を操り狼の仲間になるというものだ。
そして私が異人だとわかったのは小学2年生の冬休みのとある1日だった。

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