台北視察ゼミ報告

Nサロン1期の最後のゼミである「台北視察ゼミ」。現地視察に参加し興味をもったものを報告します。※後で体裁整え写真貼込み予定

1.参加背景

Nサロンへの参加目的「やりたいことを見つける、はじめる。」に示唆を与えてくれそうと思えた為

2.規定演技(Computex&InnoVEX視察)で興味をもったもの

自身が使いたいと思ったものは下記

✔︎Computexの海外スタートアップコーナーにあった、撮影写真からよい画角やトンマナのもののみピックアップするAI

✔︎InnoVEXファイナルピッチでプレゼンのあった、ノイズキャンセラー充電ケーブル

✔︎InnoVEXファイナルピッチでプレゼンのあった、着用しているだけで乳癌が発見できるブラ

懸念点としては、イベント後のコミュニケーションがややし辛いと感じた。気になったものに対してはその後コミュニケーションをはかるために名刺を頂いたが、コミュニケーション先のSNSはLINEやWeChatであり、中国語メインの発信をされているようだった為、追加の情報取得が億劫になってしまうかもと思った。

3.自由演技で興味をもったもの

※前提:台湾には過去3回行ったことがあったが、どれも友人の希望に沿って動いていた。今回自分で動くとしたら何を観たいだろうと考えたときに、他国でも観ているものを観て比較しようと思った。私は元々ダンスをやっており周辺文化が好きだった為、ストリートカルチャーをメインに、台湾文化の一端を感じるものを観ることにした。

✔中国茶

最近たまたま中国茶カフェに行って中国茶の美味しさを知り、講師の川端さんのお知り合いのお茶屋さんをご紹介頂いた。

https://www.taipeinavi.com/shop/387/

代表的な台湾茶は「高山烏龍茶」「東宝美人茶」「包種茶」「鉄火音茶」の4種とお教え頂き、飲み比べをさせてくださった。日本や日本茶にもお詳しい店長が、日本語で書かれた中国茶の本を紹介してくれたり、日本茶との関係性を縦横軸でプロットしてくれ、自身の好みを探りながら納得して購入することができた。

茶器についても、日本で通販で買ったものが小さすぎた為新しいものを買いたかったが、日本の茶器も使えると教えて頂き、真摯にご対応頂けた。川端さんのご知り合いということもあったが、懇切丁寧に教えてくださってお二方の関係性を随所に感じることができた。

✔アクセサリー

街歩きをしている際にセレクトショップで好みのブランドを見つけた。

「OLIVIA YAO」というハンドクラフト感のあるブランドだ。

https://oliviayao.com/

パンフを貰おうと思ったが、LINEアカウントの記載されたカードを頂いた。早速登録してみたものの、中国語の発信となっており、規定演技の時に感じた追加コミュニケーションの難しさを感じた。後日日本でブランド名を調べると「pinkoi」で買えることが分かり改めて眺めてみたが、リアルに見た方がサイズ感や質感が分かり映えるアクセサリーだと思った。海外セレクトショップへの展開がどこまで進んでいるのかが気になった。

✔︎ストリートアート

事前に調べていた結果、台湾で有名なのは台中のお爺さんが家全面に描かれたものだと知った。有名なのかもしれないが、個人的には絵柄が好みではなく足を運んで観たいとは思えなかった為、視察計画内からは外していた。

しかし行ってみて、暇な時間に街を眺めてすぐに気づいた。この街はタギングが多い!

歩くたびに様々な場所で見つけられ、景色に馴染んで様になっている姿を多々見かけた。

特に店舗シャッターには漏れなくといいほど残されており(たまたま歩いていたエリアがそうだったのかもしれないが)夜〜朝散歩にぴったりな街だなと思った。

電脳公園周りはがっつり描きこまれた作品が多々あった。

どこまで盛り上がっているのかはわからないし、バックグラウンドやメッセージも汲み取れていない状態だが、一人ひとりの存在感や街への愛着、コミュニティ感は確かに伝わってきた。日本もこのくらい自由に発信できるといい。シャッターが閉まってから、街全体で、発信や活動を始めている感があった。

✔︎クラブ

こちらも事前に調べ、代表的なハコに行くことに決めており、かつ、その週の土曜日はフランスから著名DJを迎えていることもわかっていたので、ある程度の入りは予測していた。

https://www.omni-taipei.com/

フロアは上階にあった。中にはフォトスポットがありつつ、やたらと目立つDJブースがあり、端や階段上にVIP席やバーがあった。バーテンの胸元にはデジタル名札があったのだが、それが漢字や英語等各々で個性を出していてかわいかった。照明は(VJによると思うが)特段印象には残らず。1時半頃には既にカラフルな紙が床にいっぱい撒かれていた。

前方に踊っている人を発見。22歳女子の日本人プログラマーだった。紙のせいで少し踊りにくそうだったが、キレキレの動きでフロアを賑やかせていた。周辺で踊っていると台湾人と思われる女子たちにも「日本人♡」と声を掛けられた。前方にいる人たちは多国籍で音を聴いたり踊ったりコミュニケーションをはかったり、居心地がよかった。イベントにもよると思うが、年齢が若い割に場を盛り上げていた。

途中で花火が縦に吹き上げる派手な演出や、際どい衣装のお姉さんが踊ってくれる演出もあった。若者は「目のやり場に困る」と言った。客層とあっていないような演出はここの定番なのか、DJの好みなのか。

今回のイベントはVIPエリアに誰でも自由に出入りできるようになっており、席も「予約」と記載されてはいるが、誰もおらず座らせてもらうことができるくらいの緩さがあった。

VIPにいるのはほぼ台湾人と思われる人たちで、彼らはとにかくかたまってコミュニティ内で動かなかった。飲みは一通り済んでいるようで、やたら集合写真を撮っていた。女子はかわいい子が多い(整形も一見していなそうに見える)が、男子はとにかくがたいがよく刈り上げだった。韓国男子に通じるものがあるが、何故皆同じスタイルなのか。服装はTシャツ等、割とカジュアルだが、髪型がきっちりし過ぎているように感じた。周りの年齢からするに恐らく若いのだろうが、歳上に見えるような人も多かった。

3時頃にはDJが変わり現地のDJになったようでチルが流れ始めた。4時半終了らしいから少し早い展開なのだろう。始発前だろうに皆どうやって帰るのか謎だ。帰らずにオープンしているカフェでもあるのか気になった(韓国は24時間営業などある)。

4.まとめ

ホテルまでの帰り道、のんびり公道や裏道を歩いてみたが、人っ気は無く静かだった。大木の自然と、少し崩れてタギングが描かれたビルとが交互に現れるような台湾の道は、どこにも似ていなかった。朝方はゴミ収集車や自転車がちらほらいるくらいで、昼のオートバイの大群もいない。街のつくりや環境、文化を観るのなら、夜〜朝にかけて散歩するのがおすすめだといえる。

台湾は、思っていたよりも、普通に若者の活気が感じられる自由度を感じる街だった。この街で暮らす感覚までは見えていないが、もう少し通って現地の子たちと話したらより身近になるのだろう。韓国が私にとって夜遊びに行く街になったように、台湾も同じ空気を感じられた。クラブよりはストリートアート文化が進んでいるように見受けられた為、そのアーティスト達がどういう生き様を歩むのかを追ってみたくなった。また、韓国の夜は、クラブ・ショッピング・カフェ・エステ・漢江の夜景、と日本女子受けするが、台湾の夜は、ストリートアート・バー・マッサージ・市場、と今見えているものだと絶妙のバランスなのでよりブランディングする為の切り口を考えたいと勝手に思った。

その他、Nサロンの方たちと話して感じたことは下記だ。これが台北視察ゼミでの一番の学びだったに違いない。

✔しろさんと「台湾を文化的に見るとどうなのか(ライティング、人々、街頭広告)」という話をして、「自分ならではの視点」ってあるのだなと実感した。「こういう議論をもっとしたい!」と感じた。

✔川端さん・大倉さん・いごはちさん、皆さまの歴史をお聞きしながら、「好きを好きでい続けること」「好きを仕事にすること」「人と繋がり続けることの価値・可能性」を感じた。また海外で時間を共にさせて頂いたことで、皆さまのメッセージが深く心に届き、感情が突き動かされた。「非日常環境のなかであらゆるルーツの方々と想いをひとつにしたPRJを進行させてみたい!」と思った。

5.講義後の気づき

「きいろいたまご」と呼ぶようだが、中華圏の方はコミュニケーションに特徴があるようだった。クラブでのコミュニケーションでその一端が感じられた気がするが、より知っていくなかで友人関係を築けていけると益々台湾文化や台湾のことが好きになりそうだと思った。

またNサロンの皆さまの気づきは皆いい意味でバラバラで面白かった。皆さまのプレゼンによる気づきをメモに取れなかった為、講義動画をテキストにおこしてみたら新たな気づきが得られそうと思った。また内容とは関係ないが、このゼミの一体となる空気感はすごくて、Nサロンの真髄を感じた。大木さんの「皆家族みたい」と言った一言に全力で共感した。

ご一緒してくださった皆さま、これからもよろしくお願いいたします!

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