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ちはるのファーストコンタクト(2018年)

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2018年に書かれたマガジン「ちはるのファーストコンタクト」の記事をすべて収録しました。300本以上あります。
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2018年5月の記事一覧

【本】大竹文雄『競争社会の歩き方』:経済学的視点を自分に取り入れる。

木曜日はお勧めの本を紹介しています。今回はこの本を取り上げます。 大竹文雄『競争社会の歩き方』(中公新書, 2017) ■要約モノやサービスの「私的価値」と「市場価格」を比較することで、売り買いという経済現象が発生する。そこでは常に心理的な変数が介在する。これが行動経済学の進展となった。たとえば需要に応じて価格が上がるという市場システムは、個人としてはフェアではないと考える人が多い。人気のあるチケットもそうでないチケットも同じ価格で入手できる方がいいと考えるのが一例。

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「主催者のことが好き」オンラインサロンの隆盛。

水曜日はフリーテーマで書いています。 オンラインサロンが流行っているようです。そのポイントは有料会員制にすることで、クローズドな場を作ることです。お金を払って見にきている人たちなので、まず炎上することはない。心理的安全性の高い場所になる確率が高い。

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グループワークによる成果の評価とメンバーの評価。

火曜日は「教えること/学ぶこと」のトピックで書いています。 春学期の授業も折り返し点にさしかかってきました。私の授業では、受講人数が多くても少なくてもグループワークを取り入れています。今進行中の授業は200人くらいが受講しています。それでも5人をユニットにしたグループワークが授業の中心活動です。 授業の4回分をかけて、各グループで決めた21世紀に役立つスキルをトレーニングするコースを設計するという課題です。最後は、紙芝居プレゼンテーション(KP法, 下記の本を参照)を使っ

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【アドラー心理学の理論】#06 全体論:フロイトの無意識対アドラーの個人という概念

月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。4月12日(木)から早稲田大学エクステンションセンター中野校で「アドラー心理学入門」(全8回)が開講しました。この連載では、講座の内容を同時並行でお伝えしていこうと思います。講座に参加できない方にも、その雰囲気が伝わればいいなと思っています。 今回は5つの基本前提の2つ目として、全体論について取り上げます。 最初に、あなた自身は何からなりたっているかを考えてみましょう。まず物理的な身体があります。そして、心あるいは精神があり

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【お題拝借】グループ学習の効果

日曜日は皆様からの質問やテーマをいただいて「お題拝借」で書いています。質問は「Peing 質問箱」からお送りください。匿名で送ることができます。 https://peing.net/kogo [Q021] 以前、先生がFacebookでシェアしていた研究内容で「先生から学ぶよりも、生徒同士での交流の方が学習効果が高い」みたいなものがあったと思うのですが、もう一度教えていただけないでしょうか? 過去ログをかなり遡ったのですが、見つけられませんでした。私も検索してみました。下記

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【注目記事】リカレント教育/心理学は自然科学の真似をする/小中高教育の9割は意味がない

土曜日は「注目記事とヒント」を書いています。Facebookでシェアした記事を取り上げて感想やコメントを書きます。定期購読者が増えるたびに、感謝を込めてその日の記事を全文公開にしています。 148 9割の大人は学び直したい。でもお金や時間ない。 149 自然科学、人文学、そして社会科学の分類 150 小中高教育の9割は意味がない 148 9割の大人は学び直したい。でもお金や時間ない。90%のミドル(35歳以上)が「今後リカレント教育を受けたい」と回答。リカレント教育で学び

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「ライフスタイル論」4本【完結】(2017年5月のnote記事より)

noteマガジン「ちはるのファーストコンタクト」を定期購読いただき、ありがとうございます。定期購読を開始してもその月より前の記事は読めませんので、定期購読者向けにときどき過去の記事をまとめて読めるようにしています。 今回は、2017年5月のnote記事から、「ライフスタイル論」4本をまとめてお届けします。これで完結です。 10 カフェオレと店員と友人が形成する「場」の中で葛藤を解決しようとする。 11 葛藤場面でいろいろな対処行動を試すことができます。そして、その結末から

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【本】伊藤公一朗『データ分析の力 因果関係に迫る思考法』:介入実験と自然実験によるデータで因果を明らかにする。

木曜日はお勧めの本を紹介しています。今回はこの本を取り上げます。 伊藤公一朗『データ分析の力 因果関係に迫る思考法』(光文社新書, 2017) ■要約因果関係を特定できる研究方法は代表的には以下の4つである。それぞれを理解することにより、データの集め方、分析の仕方、分析からの読み取り方がわかる。 (1) RCT (Randomized Controlled Trial):ランダム化比較試験あるいはA/Bテストとも呼ばれる。実験群と統制群にわけ、それぞれにランダムにケース

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ビジネスコミュニケーションとしての電話はもう死んでいる。

水曜日はフリーテーマで書いています。 「電話にこだわるオジサン」を待ち受ける悲しい未来 その時、話し相手は人間じゃないかもよ http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55764?page=2 この記事では、ビジネスコミュニケーションのツールが、電話から電子メール、そしてチャットに変遷してきたことを取り上げています。電話にこだわるレガシーな人は、いずれAIを相手にしてしゃべっていることでしょうと予想しています。 そして電話というレガシーなツ

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学習者の体験からスタートして技術へさかのぼる。

火曜日は「教えること/学ぶこと」のトピックで書いています。定期購読者が増えるたびに、感謝を込めてその日の記事を全文公開にしています。 「ユーザの体験からスタートして技術へさかのぼらなければならない。逆ではいけない」というのはスティーブ・ジョブズの1997年の言葉だそうです。 教えることも同じだと思います。学習者の体験からスタートして、技術へさかのぼらなくてはならない。学校が、学習者が知にコンタクトするという体験の場であるとして、それをサポートするためにどのような環境や道具

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【アドラー心理学の理論】#05 仮想論:質疑応答

月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。4月12日(木)から早稲田大学エクステンションセンター中野校で「アドラー心理学入門」(全8回)が開講しました。この連載では、講座の内容を同時並行でお伝えしていこうと思います。講座に参加できない方にも、その雰囲気が伝わればいいなと思っています。 前回は5つの基本前提の1つ目として仮想論について取り上げました。「仮想論」とは、「私たちは自分の好きなように世界を見ている」ということです。言い換えれば、「人はその人にとって正しいと思わ

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【お題拝借】歴史上の好きな人物/続けるコツ

日曜日は皆様からの質問やテーマをいただいて「お題拝借」で書いています。質問は「Peing 質問箱」からお送りください。匿名で送ることができます。 https://peing.net/kogo [Q019] 歴史上の好きな人物を3人、その理由と合わせて教えて下さい。歴史に詳しくないので、返答なしでいいでしょうか。また、会ったことのない人を好きになれるかというとそういうことでもないような気がします。 [Q020] 今年こそ英語を勉強しようと思っていましたが、いつの間にか手を付

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【注目記事】運動をすれば幸福度が上がる/毎朝、1分以内にベットから抜け出す方法

土曜日は「注目記事とヒント」を書いています。Facebookでシェアした記事を取り上げて感想やコメントを書きます。 146 運動をすれば幸福度が上がる 147 毎朝、1分以内にベットから抜け出す方法 146 運動をすれば幸福度が上がる週に10分や、たった一度の運動で、幸福度を上げることができるのです。/週に150~300分の運動をしても、300分以上の運動をしても、満足度は同じであることを、明らかにしている研究もあります。 https://www.lifehacker.j

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「ライフスタイル論」3本(2017年4月のnote記事より)

noteマガジン「ちはるのファーストコンタクト」を定期購読いただき、ありがとうございます。定期購読を開始してもその月より前の記事は読めませんので、定期購読者向けにときどき過去の記事をまとめて読めるようにしています。 今回は、2017年4月のnote記事から、「ライフスタイル論」3本をまとめてお届けします。 07 「OK。もうストーリーを考えるのをやめて行動しよう」 08 行動することによって自分が作り出したストーリーを書き換えることができる 09 コーヒーを頼んだのにカフ

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