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ちはるのファーストコンタクト(2019年)

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2019年に書かれた(書かれる)「ちはるのファーストコンタクト」のすべての記事が読めます。300本以上あります。月額購読するよりも割安になっています。
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2019年6月の記事一覧

【経験と感じ】初めてのオーストラリア・シドニー

土曜日は最近の出来事の経験とその感じを書いています。 シドニーでeスクール説明会をしてきました。行き帰りとも夜行便によるスケジュールでしたけど、オーストラリアは初めてでしたので、楽しみでした。 シドニー入りすると、このような晴天。現地の人によると、この日から急に寒くなったとのことでした。しかし、それほどでもなく、日向にいるとぽかぽかしてくるくらいでした。写真にはハーバーブリッジが写っています。手のところにオペラハウスが見えます。 eスクール説明会には卒業生1名と、在校生

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【Youtube】19 初めてのオーストラリア Sydney 2019

金曜日は「思うこと/したいこと」のトピックでYoutubeしています。 ちはるちゃんねる第19回目は、初めての海外ロケです。「初めてのオーストラリア Sydney 2019」ということで、シドニーでのビデオを10分ほどにまとめました。では、どうぞ。

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【本】ディンクマイヤー Jr., カールソン, ミシェル『学校コンサルテーションのすすめ方』:アドラー心理学に基づく子ども・親・教員への支援

木曜日はお勧めの本を紹介しています。 今回は、ディンクマイヤー Jr., カールソン, ミシェル『学校コンサルテーションのすすめ方』(遠見書房, 2019)を取り上げます。 ■要約1920年代のウィーンでアドラーは児童相談クリニックを開設した。アドラーは安全、ポジティブ、平和的な風土を作ることで子どもが学習に全力で打ち込めると考えた。この本はそのような教室を作るために、学校カウンセラーや学校コンサルタントがアドラー心理学に基づいてどのように仕事をしていけばいいのかというこ

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【研究】1個体でも実験はできる:シングルケースデザイン

水曜日は「研究すること」のトピックで書いています。 前回は、条件を変えて結果が変わるかどうかを観察するのが実験だということをいいました。たとえば、子どもに「早く宿題やって」と言ってもやってくれないときに、そのセリフを変更して「待っててあげるから、宿題やってみて」と言ってみるとやってくれたというようなことです。この場合、セリフを変えたことで結果が変わりましたので、セリフの変更が原因で宿題をやるようになったと推論できます。 ■ 「早く宿題やって」というセリフを「待っててあげる

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【学びの場】04 学習者をそろえるための方法:参加費の設定

火曜日は「教える技術/学ぶ技術」のトピックで書いています。しばらく「学びの場とその設計」という話題で書いています。 前回は、グループレッスンをするときに大切なことは、グループ内の学習者をそろえることであるとして、次の3点でそろえることが必要だといいました。それは、レッスンへの情熱、すでに持っているスキル、そして目的が一致していることです。 この3つの側面で、グループ内の学習者をそろえることによって、レッスンは非常に効果的なものになります。なぜかというと、1つは教える方の進

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【アドラーオンライン】16 ライフスタイルは人によって違うからこそ意味がある

月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。しばらくアドラーオンラインの内容で書いています。ビデオと質疑応答で学ぶ「アドラーオンライン(note版)」もお試しください。現在ここで連載しているアドラー心理学の記事もまとめて読むことができます。 前回は、Kefirという人のライフスタイル類型のモデルを紹介しました。A, B, C, Dの4つのタイプはそれぞれ優先するものが、Aは、安全、安心、安楽でいたい、Bは、好かれたい、みんなと仲良くしたい、Cは、リーダーでいたい、支配し

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【質問】心理学、統計学、教育工学はどうつながっているんですか。

日曜日は皆様からの質問やテーマをいただいて「お題拝借」で書いています。質問やメッセージは「マシュマロ」からお送りください。匿名で送ることができます。 今回は、2つ質問が届いています。 [Q1] いつも楽しく拝読しています。心理学や統計学、教育工学など複数の専門をお持ちですが、先生ご自身の中ではどのような形でつながって(または補完し合って)いるのでしょうか。全体像を俯瞰するような形で教えてください。教育工学は応用科学です。その基礎は心理学、その中でもとりわけ、行動分析学、認

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【経験と感じ】サバティカル・イヤー/質問カードの数で熱意がわかる

土曜日は最近の出来事の経験とその感じを書いています。 アドラー式子育て講座全3回が終了しました。早稲田大学エクステンションセンター中野校での、アドラー式子育て講座全3回が終了しました。受講してくださった皆さん、ありがとうございました。 最後にみんなで記念写真です。 このあとは、10月にアドラー心理学実践講座が始まります。それまでしばらくエクステンションセンターではお休みです。 エクステンションセンターでのアドラー心理学講座も6年目となりました。来年2020年は7年目にな

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【本】ジェリー・Z・ミュラー『測りすぎ』:測定基準を設け評価することによる弊害と教訓

木曜日はお勧めの本を紹介しています。 今回は、ジェリー・Z・ミュラー『測りすぎ』(みすず書房, 2019)を取り上げます。 ■要約「測定基準への執着=測定執着」は、(1) 個人的経験と才能を測定基準によって数値に置き換えることが可能であり望ましいとする信念、(2) その測定基準を公開することで組織が説明責任を果たしているという信念、(3) 組織に属する人々への動機づけは測定実績に報酬や懲罰を紐づけることであり、報酬は金銭(能力給)または評判(ランキング)であるという信念、

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【研究】日常生活における実験

水曜日は「研究すること」のトピックで書いています。 前回は、私たちは日常生活の中でも、研究者的な活動をしているということを言いました。それは、出来事を観察して、そこから原因と結果の関係を推論して、それに基づいて仮説を立てて、それを検証しているということです。これはまさに科学者が行なっている活動と同じことです。 ■ ところで先生、うちの小学5年生の子のことで相談があります。 □ はい、なんですか。 ■ 宿題のドリルをやらないので困っています。 □ まあ、自分から進んでドリル

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【学びの場】03 学習者を情熱、スキル、目的の側面でそろえる

火曜日は「教える技術/学ぶ技術」のトピックで書いています。しばらく「学びの場とその設計」という話題で書いています。 前回は、効果的なレッスンはどう作られているかということを書きました。そのポイントは以下のようなものです。 ・そのレッスンで習得することがゴールとして明確に設定されている ・ゴールにたどりつくまでのステップが明確化されている ・各ステップを集中的に練習させ、飽きさせない ・文脈の中で練習する機会がある ・最後にどれくらいできるようになったかを確認できるテストが

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【アドラーオンライン】15 最優先目標による4つのライフスタイルの特徴

月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。しばらくアドラーオンラインの内容で書いています。ビデオと質疑応答で学ぶ「アドラーオンライン(note版)」もお試しください。現在ここで連載しているアドラー心理学の記事もまとめて読むことができます。 前回はライフスタイルのしくみを説明しました。そして自分のライフスタイルを知るために14個の質問項目からなる簡便な質問紙をやってみました。 この質問紙で選んだA, B, C, Dの数を数えてみると、自分のライフスタイルの特徴が明らか

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【質問】承認欲求と所属の違いについて教えてください

日曜日は皆様からの質問やテーマをいただいて「お題拝借」で書いています。質問やメッセージは「マシュマロ」からお送りください。匿名で送ることができます。 今回は、ひとつ質問が届いています。 [Q1] 承認欲求と所属の違いについて教えてください。マズローの欲求の階層図はいろいろなところで登場します。ピラミッド型で描かれた「生理的欲求/安全の欲求/所属と愛の欲求/承認欲求/自己実現」の図です。しかし、これもマズロー自身による図版ではないようです。下記の文献はそれを詳しく報告してい

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【経験と感じ】米子の夜

土曜日は最近の出来事の経験とその感じを書いています。 日本アドラー心理学会中国地方会から呼ばれて講演をしてきました。第16回大会の前日は一般公開の講演では「大切なことを教える」と題して、4時間のワークショップを行いました。参加者は43人でした。 内容は、インストラクショナルデザインに基づく運動技能、認知技能、態度の教え方を実習を交えながら進めました。運動技能では、けん玉の教え方を、認知技能では、ハノイの塔パズルの教え方を取り上げて体験しながら考え、学ぶという方式です。

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