【お題拝借】書き始めたらどうやっても書き終わる/一度思いついたことは、二度、三度思いつく。

日曜日は皆様からの質問やテーマをいただいて「お題拝借」で書いています。

前回はおたよりとして「決めた時間までは書く」というトピックで書きました。30分と決めたなら、その時間は最初は何も浮かんでこなくても粘るということです。最後の10分で浮かんできたら、ばーっと書いて、時間が来たら途中でもやめるということですね。

この記事に対して、ryoju さんから次のような質問をいただいています。ありがとうございます。

毎日楽しく拝読させていただいております。本日のお話ですが、私は書きかけの原稿を途中で閉じることができず困っています。残り10分でアイディアがわいてきた、この勢いで書かなければまたひらめくまでに時間がかかってしまう、一度、思いついたことはもう一度思いつかない、そんな不安にかられることばかりです。先生はそんな不安にかられたりしないのでしょうか。先生がおっしゃるように、次に開いたときには完成できる、それがどうしてもイメージできません。ここが改善できると自分の生活にもう少しゆとりが生まれるような気もするのですが…。

お答えとして、2つのことを言ってみたいと思います。1つは、「書くに従って選択肢は狭まるので、どうやっても書き終わる」ということ。2つ目は、「一度思いついたことは、二度、三度と思いつくので、心配はいらない」ということです。

書くに従って選択肢は狭まるので、どうやっても書き終わる

文章を書くことの難しさの1つは、選択肢が多いことです。文章を書き始めようとするスタート地点では、10個くらいの選択肢があります。どんなトピックで書こうか、どんな出だしで始めようかということです。選択肢が多いので、迷うのです。

このときに、あれやこれやと気が飛ぶと「マインドワンダリング」という状態に入ります。注意が一点に集中せずにあれこれ考えてしまうという状態ですね。こうなるとなかなか文章が進みません。とはいえ、書く人にとってはこの状態が割と楽しいものなのです。どんなことを書こうかと考えている時間が一番幸せな時間かもしれません。

書き始めると、この選択肢の幅は徐々に狭まっていきます。文章には一貫性とストーリーが必要なので、次に書く文は、それまでに書いた文章によって制約されてしまいます。ですから、徐々に選択肢の幅は狭くなり、注意もストーリーをつなげるという一点に集中するわけです。そんなわけで、いったん書き始めた文章は必ず書き終わるというわけです。

一度思いついたことは、二度、三度と思いつくので、心配はいらない

「一度、思いついたことはもう一度思いつかないのではないか」という質問者の心配とは逆に、私の場合は、一度思いついたことを、二度、三度と思いついてしまうので、自分の記憶力のなさと、創造性のなさにがっかりすることが多いです。

「これは大発見! 誰も思いついていないはず!」と思ったアイデアが、自分の昔のブログに書いてあったりすると、心底アホやなあ、と思いますね。しかも、そんなことがしばしばあるのです。まあ、毎回「大発見」して喜んでいるのですから、幸せといえば幸せですが

というわけで、大丈夫、素晴らしいアイデアは何回でも思いつくものです。問題は、それをどうやって実現するかということです。

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向後千春

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コメント1件

ご回答ありがとうございます。

先生の回答を読み、気が付いたことが2つあります。
一つ目は、時間をおいて書こうと思う時の思考は、前に書いた文章にどうやってつなげるかという点を気にしているということ。
二つ目は、確かに大事なことは繰り返し思い出しているということ。 ただし、だいぶ時間が経過していますが。 自分の書いた報告書を読み返していると、フト、あの時もこんなこと考えていたんだ…と思うことが多々あります。 つまり、大事なことは繰り返し思い出していると理解すれば良いのですね。

具体的な説明ありがとうございました。
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