学ぶだけでは不十分。何を学ぶべきかということを検討することを学ばなければならない。

(土曜日は昔のブログ記事を振り返って書いています)

「週末研究者」というカタチ

「博士を増やす施策は間違いだった」の記事を引用したのをきっかけに、muto先生から、「週末研究者」のアイデアをいただいた。

学部からストレートに大学院に来るのではなく、すでに働いている人が、何年か休んで、大学院で学び、再び仕事に戻るようなパターン。あるいは、仕事を辞めずに、週末に研究を続けるパターン。このような人たちが増えれば、日本は文化的に豊かになれる、と。

さらには、常勤の人が中心になって、週末研究者やボランティア研究者に手伝ってもらって共同研究をする。

うん。こういう姿が生涯教育(あるいは生涯研究と呼んでもいい)の新しい形なのじゃないだろうか。

(以上、2011年12月14日のブログより)

最近強く感じるのだが、研究することはおもしろい。なぜおもしろいかというと、研究することで「自分の生きている世界の新しい見方」ができるようになるからだ。

もちろん何か自分の好きなことを学ぶこともおもしろいし、楽しい。生涯学習や生涯教育という言葉は「学ぶことの楽しさ」という点を強調する。その楽しさはやはり「世界の新しい見方」ができることによる。

研究することはその「世界の新しい見方」が妥当であるかどうかを検討することだ。「世界の新しい見方」がすべて妥当であるという保証はない。だから、新興宗教や自己実現セミナーや資格商法に引っかかる人がいるわけだ。

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ファーストコンタクトは相互理解への第一歩。このマガジンでは、私が考えていることの第一歩をできるだけそのままの形で公開していきたいと思い...

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向後千春

早稲田大学人間科学学術院教授。博士(教育学)(東京学芸大学)。専門は、教育工学、教育心理学、インストラクショナルデザイン、アドラー心理学。ちはる塾主宰:http://cricenter.wordpress.com/

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ファーストコンタクトは相互理解への第一歩。このマガジンでは、私が考えていることの第一歩をできるだけそのままの形で公開していきたいと思います。話題は、アドラー心理学、教える技術、研究アイデア、雑談などです。2017年1-3月に書いたものを収録しています。なお、2016年12月...
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コメント1件

仕事の合間に読ませていただき、感銘を受けました。これをやってみたい、というテーマがおぼろげに見えてきました。またご相談させてください。よろしくお願い致しますm(_ _)m
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