3-研究19a

【研究】09 変数を抽象化する

水曜日は「研究すること」のトピックで書いています。

前回は、データを取ったらまずグラフ化して、一目みて違いがあるかどうかを判断してみるといいことを言いました。もしその違いが微妙であるときは統計学の力を借りる必要があります。少ないデータから何かを引き出したいときに統計学を道具として使うといいのです。

今回は、変数を抽象化してみるということについて考えてみます。

■ 「早く宿題やって」といういつもの声がけを「待っててあげるから」に変えてみて、もし宿題をやる回数が多くなれば、セリフの効果があることが検証されたわけですね。
□ そうです。
■ じゃあ、この調子で声がけを変更していけば、いままでイライラしていたことが改善されますね。
□ たとえばどんなことですか。
■ 朝、登校の時間になってもなかなかしたくができないので、つい「早くしたくして!」と叫んでしまっていたんです。
□ それはやきもきしますね。
■ でも、叫んでも効果はほとんどありませんでした。なので、これを「待っててあげるからしたくしてね」に変えてみます。
□ ふむふむ。

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