【アドラーオンライン】05 自分の人生を捉え直して新しくスタートする
月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。しばらくアドラーオンラインの内容で書いています。ビデオと質疑応答で学ぶ「アドラーオンライン（note版）」もお試しください。
前回は「アドラーが蒔いた種」というトピックで、約100年前にアドラーが考えたアイデアが現代の心理学にどのようにつながっているのかということを書きました。
さて、私のアドラー心理学の講座では、最初に参加者に「アドラー心理学のどんなところが好きですか」という問いかけをします。それを４人くらいのグループで１人ずつ話してもらったあとで、ランダムに何人かから意見をもらいます。これまでにたくさんの意見をもらいました。それらを分類してみると、だいたい次の３つにまとめられます。
(1) ポジティブで未来志向だから
(2) 厳しくて、自分自身を問われるから
(3) 自分の自由に生きていいと励まされるから
１番目の「ポジティブで未来志向だから」は、過去は過去のものとして、それにとらわれないこと、未来の自分は変えられることを信じるということです。これはアドラー心理学が「柔らかい決定論」という立場をとっていることによります。柔らかい決定論とは、私たちの人生は、与えられた環境に影響を受けるけれども、その条件のもとに自分の生き方を決めるのは自分自身であるという考え方です。
ここから先は
645字
/
3画像
この記事のみ
¥
100
ご愛読ありがとうございます。もしお気に召しましたらマガジン「ちはるのファーストコンタクト」をご購読ください（月500円）。また、メンバーシップではマガジン購読に加え、掲示板に短い記事を投稿していますのでお得です（月300円）。記事は一週間は全文無料公開しています。