【連載】オトナの研究(第04回):研究の視点を持つと現場で頭を悩ませるすべてのことが研究のネタとして見えてくる。

金曜日は「オトナの研究」のテーマで連載しています。前回は、「ラボノートを用意しよう」と題して、一冊のノートを用意して、そこに自分の研究トピックに関することをすべて時系列順に記録していこうということを書きました。

今回は「研究の視点を持つと現場で頭を悩ませるすべてのことが研究のネタとして見えてくる」ということを書きたいと思います。

第1回目にこんなことを書きました。大人は必ず自分の「現場」を持っています。現場のリアリティから離れたところで研究を語ってみてもそれは長続きしないものになります。現場のリアリティ(Reality)と、現場との関連性(Relavance)が「オトナの研究」には必要なのです。

現場のリアリティとそれと自分との関連性を感じるところから研究がスタートします。関連性というのは、現場で起こっていることが自分にどのような意味を持っているかということです。その現象は問題なのか、問題だとすれば、それはどのような点で問題なのか、そしてそれをどのように変えていけばいいのかということが、関連性ということに含まれています。

このように問題が起こっている場として自分の現場を捉えていくという視点が、オトナの研究者に必要なことです。そうすると、日々起こっている仕事の問題、そこにいる人同士の協力とコミュニケーションの問題、非効率的なこと、マンネリになっていること、不満を抱えていること、クレームを受けていること、こうした頭を悩ませるすべてのことが研究のネタとして見えてきます。これが研究の視点を持つことの効果です。

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向後千春

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向後千春

早稲田大学人間科学学術院教授。博士(教育学)(東京学芸大学)。専門は、教育工学、教育心理学、インストラクショナルデザイン、アドラー心理学。ちはる塾主宰:http://cricenter.wordpress.com/

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