3-コラム用

【研究】態度や信念を測定するものさし(質問紙)を作る

水曜日は「研究すること」のトピックで書いています。

前回は、態度や信念は私たちが知らずに持っている自分専用のルールブックのようなもので、このルールブックがどのように書かれているかを測定することができれば便利だということを書きました。

態度や信念を測ることができれば便利だというのは、それがその人の行動を予測するのに有効な変数になっているということです。たとえばその人の「勤勉性」というものがあるとして、それを測ることができれば、将来にわたってその人がどれくらい遅刻しないか、良い習慣を持続するか、職務上のパフォーマンスを上げるか、といった行動を予測することができるでしょう。

もう1つ便利な点は簡単な質問紙で測ることができることです。数個から数十個の質問項目に◯をつけていくだけで測ることができます。時間は10分前後あれば十分です。そのため一度にたくさんの人のデータを集めることができます。これが人の態度や信念をアンケート形式で測ろうとする利点です。

しかし、簡単に測ることができるからといって、その質問紙を作るのは簡単にはできません。適当に、思いつくままに作った質問紙は、たいていはできの悪いものさしにしかなりません。ものさし自体が曲がっていたり、目盛が均等ではなかったりすれば、それは使い物にはなりません。そのためにできのよいものさしである質問紙を作る必要があります。

心理学は良いものさしを作るための工夫と知見を蓄積してきました。とりわけ態度や信念を測るためのものさしをたくさん開発してきました。質問紙の作り方は心理学に学ぶのが一番の近道です。

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