2-教える技術19

【学びの場】11 オンラインコースのエンゲージメントを高めるための工夫

火曜日は「教える技術/学ぶ技術」のトピックで書いています。しばらく「学びの場とその設計」という話題で書いています。

前回は、オンラインコースと対面のコースの特徴について書きました。オンラインコースは時間的・場所的な自由度が高い一方で、対面の授業や研修ではイベントの一回性や一緒に参加している仲間の存在によって導かれる高い集中と没頭により、参加の度合いが高くなります。そして両者を組み合わせたブレンド型のコースを作ることで双方の長所を生かすことができます。

オンラインコースの良さは学習者にとって自由度が高いということです。しかし、その一方で学習者が自分を律して、オンラインコースに取り組むことが難しいということも起こります。特に、その時点での学力が低い人ややる気が十分でない場合は、そもそもオンラインコースに取り組まないで終わってしまいます。そうした意味で、オンラインコースのエンゲージメントを高めるための工夫が必要です。

工夫の1つは、ビデオをなるべく短くすることです。できれば5分以内、長くても10分以内にするのが1つの目安になります。15分を超える場合は、コンテンツを分割した方がいいでしょう。ビデオの内容によるけれど、10分を超えると離脱率が高くなります。

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