自分の何を守るのかということに沿ってストーリーを作り出す(ライフスタイル論#06)
月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。
前回は「ライフスタイル論」の5回目として次のことを書きました。
1. 人は自己理想に沿うように思考と行動を選択する。
2. 選択肢はストーリーの形で書かれている。
その一例として、「優秀であるべきだ」という自己理想を持っている人が「締め切りの近い仕事を先延ばしする」という選択肢を取るときのストーリーを挙げました。それは次のようなものです。
・私は優秀であるべきだ
・だから、もしこの仕事に手をつけたら必ず成果を出さなければならない
・しかし、その自信がない
・もし先延ばしすれば、不満足な出来であっても、短い時間でやったのだから、優秀であるという自己理想は侵害されない
・反対にもし満足な出来であれば、優秀であるという自己理想が証明できる
・したがって、この仕事に手をつけるのは先延ばししておこう
もしこの人が違う自己理想を持っているときは違うストーリーを作り出します。たとえば自己理想が「私は人から好かれているべきだ」というものであれば、ストーリーは次のようなものになるかもしれません。
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