2-教える技術19

【コーチング】11 傷つかないでいること

火曜日は「教える技術/学ぶ技術」のトピックで書いています。しばらくコーチングの話題で書いています。

前回は、自分がどんなときに劣等感を抱くかを点検してみることを書きました。劣等感を抱くその先に自分が理想として目指すものがあります。それさえわかれば、自分の時間とエネルギーを注ぐべきことが明らかになります。もう、嫉妬心や敗北感に惑わされる必要はありません。ただ時間をかけて努力を続けていけばいいのです。

しかし、劣等感はけっして気持ちのいい感覚ではありません。たいていは不快な感覚です。それは、自分ができていないこと、未熟なところ、欠点や短所をじかに触られる感覚だからです。ですから、それを指摘してくる相手は不快な存在となります。それがたとえ信頼できるコーチであっても、自分の未熟なところを指摘してくるコーチを快く思わないのは自然なことです。

したがって、コーチングにおいては、まず相手ができているところ、上達したところに注目して、それを認めるということが王道です。OK。相手ができているところを認めましょう。褒めてもいいでしょう。では、その次をどうしますか。

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