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大学英語教育学会(JACET)第59回国際大会(京都、2020)にて基調講演をします。

大学英語教育学会(JACET)第59回国際大会(京都、2020)で基調講演を依頼されました。大会主旨を読むと、教育工学からの貢献を期待されているようですので、がんばりたいと思います。

大学英語教育学会(JACET)第59回国際大会(京都、2020)

日 程: 2020年9月8日(火)・9日(水)・10日(木)
会 場: 同志社大学新町キャンパス
テーマ: 英語教育における「ウエルビーイング」― 学習者、教師、社会の可能性を拓く―

主 旨:
学びは何のために存在するのか。それは「学ぶ」ことで人が幸福、「ウエルビーイングの状態」になるからである。人に幸福をもたらす学びの行為主体者(agent)は、「社会」の中に位置付けられた「学習者」であり、また「教師」でもある。日本や多くのアジアの国々のようなEFLの環境においても、外国語学習の機会は多様化しつつあるが、主たる学びの場は教室であり、その学びのコミュニティーの中で学習者と教師が共に学び成長することが重要となる。そのような教育を目指して数多くの外国語教育研究や授業改善の取り組みが行われてきたことに疑いの余地はない。
近年、外国語教育関連分野の研究の隆盛とともに、カリキュラム改革、技術革新、教育の質保証など多様な重要課題に目が向けられてきた。しかしながら、ここで今一度立ち止まり、教室における学習者と教師の学びという基本的かつ根源的な視座から、応用言語学や言語教育研究分野の諸問題を再検討する必要はないだろうか。
大学英語教育学会(JACET)第59回国際大会(京都、2020)では、外国語教授法、学習者心理、教育設計、教育工学、教師教育・教員養成、言語評価、カリキュラム開発、その他関連諸分野の教育・研究に携わる様々な立場の方々に参加していただき、「学習者」「教師」および「社会」という教育の原点に立ち戻る本質的なテーマについて議論を交わし、あるべき外国語教育の姿を浮き彫りにする機会としたい。

基調講演者:
* Ema Ushioda (ウォーリック大学)
* Le Van Canh (ベトナム国家大学ハノイ校)
* 向後 千春 (早稲田大学)

http://www.jacet.org/convention/2020-2/



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