3-研究19a

【研究】10 便利な理論を作り出すのが研究の目標

水曜日は「研究すること」のトピックで書いています。

前回は、変数を抽象化してみるということについて考えました。子どもへの声がけを考えると「早くしたくして」の方は「急かす口調」です。反対に「待っててあげるから」は「任せる口調」です。このように声がけの口調を変数とすれば、それは急かす口調と任せる口調の値をとるということです。

■ 「早くしたくして」の方は「急かす口調」、反対に「待っててあげるから」は「任せる口調」なんですね。
□ そうです。それが抽象化です。
■ 待ってください。よく考えると、「早くしたくして」の方は「命令口調」とも言えますね。それに対して「待っててあげるから」は「信頼口調」じゃないですか。
□ それもいいですね。
■ どちらが正しいのですか。
□ どちらも正しいです。
■ では、どちらの方がいいですか。
□ 自分で決めればいいです。
■ そうなんですか。でも基準がわからないです。

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