交換ノート09:なぜ「note」が面白いのか?ここらで軽く整理してみる

07:に飛び入り参加の人まで現れた当noteのための「交換ノート」ですが、ゆっくりと歩みを進めながら、ぼくも頭の整理ができつつあります。並行して、ブログでは「note」で覚えておくと便利ないくつかの操作なんていう記事も書いていますので、「note」でテキストを書いている人の参考になれば幸いです。

さて。

ここまで何度かノートを往復させ、自分の頭も整理してきました。そこで、いしたにさん、堀さんの意見も交えつつ、簡単な整理をしてみたいと思います。まず、なぜ「note」が面白いと思ったのか、に関してから。

・古くて新しい
・シンプル
・PVとは違う評価軸が得られる
・ブロガーにとってはEC

これまでにあったようなサービスをガッチャンコしているけれど、しかし新しいという。懐かしい故に、シンプルな中のとっつきやすさがあったのかもしれません。このことに関して、ピースオブケイクの加藤さんは「noteはちょっとずついろんなサイトに似ていますが、全体として見ると、どこにもない新しいかたちのサービスにできたと思っています。」と書かれています。

どうしても「何かに似ている」というのが最初に立ってしまって、そこから「note」の本質が見えにくい、ということがあるのも、こうしたことに起因しているのかもしれません。「既存のもの似ているのに新しい」というのは、もう少し分析が必要かもしれませんが。

PVと違う評価軸が得られるということに関しては、これは投げ銭や記事に対するアワードなど、いくつかの取り組みが行われてきました。しかし、実際に書き手ではなく記事を評価するというのは、なかなか難しいんですよね。そこで、一つの記事に対して、有料がありやなしや、というのが判断できる、「note」というのは面白いと思った訳です。無料コンテンツもある、しかし中には有料コンテンツもある、その有料コンテンツの中から課金するかどうかを決められる、という場は、あるようでなかったのではないでしょうか。払う方も払われる方にも、かなり敷居が低くとっつきやすいのです。言い換えれば、実験しやすいということでもあります。

さて、いしたにさんが「ブロガーにとってはECである」という趣旨のことを書いていまして、これに関しては、全く似たようなことを、ぼくもブログに書いていました。ダッシュボードを眺めていると個人商店を持った気分になるよねという記事の中で「商品の単価が安いので、駄菓子屋」の気分になると書いたのですが、既にコンテンツを量産しているブロガーにとっては、テキスト、写真といったコンテンツを気軽に出せるマーケットとして、非常に魅力を感じました。これは、ライター、カメラマン、漫画家といった職種の方たちも、似たようなところがあるかもしれません。

こうなってくると大事になるのは、堀さんが書いているところの「見せ方とバランス」です。信頼が熱量に変換されるというのは全くその通りで、だからこそ既に表現の場を持っていた人は強く、それがまだない人は「note」で構築しないといけない訳です。個人的には「note」というのはSNSではないと思っていますが、“場”が飽きられない、寂れない、廃れないための継続した盛り上がりは必要になるだろう、とは思っています。

そのあたり、「note」に期待し続けて良いでしょうか、いしたにさん?

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