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一発逆転は無い。でも何もしないと緩やかに死んでいく

一発逆転は無い。でも何もしないと緩やかに死んでいく

人生において一発逆転の物語は映画や小説の中でよく見られますが、実際の日常生活ではこのような出来事は稀です。

一発逆転について

例1: 宝くじの大当たり

多くの人が宝くじに一攫千金の夢を見ますが、宝くじの大当たりの確率は極めて低いです。
例えば、一般的な宝くじで1等が当たる確率は数百万分の1、あるいはそれ以上になることがあります。このような低確率で一生を変えるような大金を手に入れることは、現実にはほとんど起こり得ない出来事です。
また、宝くじに大金を使い続けることは経済的に不安定になる原因ともなり得るため、再現性がなく、持続可能な成功戦略とは言えません。

こういうことを書くと「確率は0ではないんでしょ?」という人が良くいますが、フィクションの作品の見過ぎです。

また、例えば1,000万円当たったとしましょう。
1,000万円は大金ですが、そのお金は一時的なものです。初めのうちは良いでしょう。宝くじに夢を見るほど一発逆転を狙わなければならないほど追い詰められている人の手からは零れ落ちていくだけでしょう。

口座からどんどんと減っていくだけのお金を見て冷静でいられるとも思えません。

例2: SNSでの瞬間的な名声

近年、SNS上での一発ヒットにより一躍有名になる人もいます。
しかし、このような瞬間的な名声は持続性に欠け、長期的な成功には繋がりにくいことが多いです。瞬間的な注目は一時的なものであり、その後に継続的な価値を提供しなければ関心は急速に冷めてしまいます。したがって、SNSでの一発逆転も再現性が低く、多くの場合、長期的なキャリアや成功へと繋がる保証はありません。

また、そこから持続できる人は「それまで積み重ねてきた人」だけです。
一発屋が一発を当てられるのはたくさん打っていることが多く、何もしていない人が当たるわけではありません。

例3: スタートアップの急成長

スタートアップ企業が短期間で急成長し、創業者が一夜にして億万長者になる話もあります。しかし、これらの成功例は極めて例外的であり、多くのスタートアップが失敗に終わるのが現実です。スタートアップの成功には、適切なアイデア、市場のニーズ、資金調達、適切なタイミングなど、多くの要因が重なる必要があります。
極端なことを言えば、今ホリエモンがオン・ザ・エッヂでやっていたようなWebサイト制作をやってもあれほど儲からないですしひろゆきの様に掲示板を作っても仕方がありません。
そのため、一発逆転のスタートアップ成功は再現性が低く、多大な努力とリスク管理が必要です。

これらの例からわかるように、人生における一発逆転は、非常に魅力的で夢のようなストーリーを提供しますが、現実では稀であり、成功への確実な道ではありません。
成功は一般的に、目標に向かってコツコツと努力し続けること、リスクを適切に管理すること、そして機会が来た時にそれを掴む準備ができていることから成り立っています。

緩やかに死んでいく

そして、大きく逆転しない場合でも、何もしないと年齢とともに緩やかに逆転のチャンスは少なくなってきます。

10代の年収200万円のフリーター
20代の年収200万円のフリーター
30代の年収200万円のフリーター
40代の年収200万円のフリーター
50代の年収200万円のフリーター

だんだんと絶望感が増してきますね。

文句を言っても何も変わらない

景気が良くないからだ、という事は出来るでしょう。
他にも政治のせい、環境のせい、生まれ持った才能のせい、いろいろいう事はできます。

そして、もしそれが本当だったとしても、何も変わらないんですね。
文句を100回言ってもあなたの能力は上がらないですし、突然景気が良くなったりもしません。

それに本当にもし、例えば明日日本全員の年収が500万円で統一されても、その日のうちに能力がある人は走り始めて1年後には今と同じような状態になっているでしょう。

一発逆転は無いです。
一度ついた差を埋めるのは大変です。自分以外の人が止まってくれればまだしもそんなことも起こりえません。

コツコツつらい現実と向き合って生きていきましょう。

おまけ

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