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やりたいことがある人にとっては天国で、やりたいことがない人には地獄な世の中になってきた。

生成系AI技術の進化は、間違いなく創造性と生産性に革命をもたらしたと思います。
これは、アート、音楽、文学、プログラミング、ビジネス戦略の策定など、あらゆる分野で個人の能力を助けてくれます。
この技術にアクセスでき、それを活用するイメージがある人々にとって、まさに「天国」と言える状況が生まれています。

創作には面倒なことがつきものです。
主人公ならまだしもモブキャラや、魔法の種類を考えたり、舞台設定を考えたり、都市の名前を考えたり……。
こだわって作りたいところは作りたいけど、そうじゃないのに、でもそれなりにそれっぽい感じにしないといけない。
こういったシチュエーションでは本当に助かります。

また、勉強をするときも助かります。
何かをざっくり知ることに関して、検索よりもよっぽど早く大量の情報にアクセスができます。
「正しい情報を教えてくれない」という人はいますが、それは検索でも同じです。
アタリをつけるための情報としては大いに役立ちますし、正しい情報が欲しければ○○白書や政府が発行しているデータなどを確認しに行けばいいだけの話です。役割が違います。

やりたくないけどやらなければならないこと、例えばビジネスメールの作成でも大いに役立っています。

https://note.com/kohakunanami/n/n87017354eab0

こんな記事を書きましたが、本当に切っても切り離せない存在になっています。

一方で、自分のやりたいことを見つけられない、または見つける努力をしていない人々にとって、この技術進化は不安のタネでしかないでしょう。
AIによる自動化と創造性の向上は、従来の多くの職種を不要にし、人々に新たなスキルの習得や適応を迫っています。やりたいことがない、あるいは新しい世界に適応する意欲がない人々にとっては、「地獄」のように感じるかもしれません。
例えば頭脳労働的な仕事をしていて、現在生成系AIを使っていない人は、周りが電卓を使っているのにまだそろばんを使っているような印象です。電卓もあと1年もしないうちに表計算ソフトくらいに成長してもうどうしようもない差になるでしょう。
そろばんでも今までと同じことはできるでしょうが、たぶんそういった次元の話ではなくなります。

この技術の進化は、そういった人たちにとって不安や孤立感を増大させる原因となり、社会の分断を深める要因にもなりかねません。

たぶんそういった人達が行うことは、足を引っ張ることなのでしょう。
生成系AIを使って足を引っ張るのは割と「地獄」だと思うのですが、今後ももっと増えて行きそうですね。

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