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「これ、したほうがいいのかな?」ということは保留せずに絶対にやったほうがいい

「これ、したほうがいいのかな?」ということは保留せずに絶対に頑張ったほうがいい。

多くの場合、犯罪や宝くじが当たるといった本当にイレギュラーなことが起こらない限り人生は劇的には変化しません。

犯罪は避けるべきですし、宝くじも当てようとして当たるようなものでありません。
人生はいい方向にも悪い方向にもゆっくりと変化していきます。

ここで勘違いされる方が多いのが、「自分は止まっていても世界は動いている」「立ち位置は相対的なもので決まる」ということです。

「これ、したほうがいいのかな?」となった場合、多くの人が「保留」を選択します。

「これ、したほうがいいのかな?」と思った時点で、その対象について何らかの興味がわいているのだと思いますし、ある自分自身で程度実現可能だと考えていることなのだと思います。
自分と違いすぎる、離れすぎている、興味がないことについては、そもそも「これ、したほうがいいのかな?」と思いません。

そして多分それはやったほうがいい事です。

ですが人はいろいろな理由をつけて「保留」します。
「失敗するのが怖い」「めんどくさい」「今やらなくてもいいのではないか」「周りの人もやっていないし」などなど。

「保留」は何もしていないのですから、文字通りの停滞です。
そして、あなたが停滞している間も世界は変化していきません。あなたが保留している間、世界は待ってはくれません。そもそも世界は根本的にあなたに興味はないですからね。

そして、停滞している間、世界からどんどんと置いて行かれます。

受験勉強をしなければ、受験勉強をした人と差が付きます。
就活をしなければ、就活をした人と差が付きます。
何か自己研鑽のための勉強をしなければした人と差が付きます。

もし、あなたの「周りにいる友人」「周りにいるみんな」がしていなかったとしても20人程度、多くても100人程度でしょう。
少子高齢化などと言われていますが、新年を18歳で迎える新成人は総務省の推計で112万人です。
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/lastweek/94025.html

周りの100人がしていなかったからと言って、100万人以上いる同学年の人がやっていない保証はどこにもありません。

そして、保留している間に少しずつ、本当に少しずつ差がついていきます。

例えば私のこの毎日noteを書いている文章。
自己研鑽かどうかということや、文章を書くスキルが上がったかどうかはわかりませんが、少なくとも1,000~2,000文字程度の文章を書くことについては苦にはならなくなりましたし、2022年11月1日から1年以上こうして毎日投稿しているので、何か自分の考えたことや思ったことを書き下して文章化するというのは日常になりました。

もし同じタイミングに「何か文章としてアウトプットしたほうがいいのかな?」と思って、それで保留して現在も書いていない人、仮にAさんとしたら、Aさんと私は記事、文字数にして990,314文字の差がついているわけですね。

私基準にした場合、Aさんは行動を保留したことにより私よりも990,314文字遅れているわけです。

一度ついた差をひっくり返すのは大変です。
もしAさんがこのことに危機感を覚えて、「やろうかな……」と思って毎日1本書き始めても私との差は縮まりません。私も毎日1本書いていますからね。
また、経験も1年分私のほうが多いので、いままで書いていなかったAさんよりも私のほうが苦もなく書けるでしょう。もしかしたら「最近余裕が出てきたから週末は毎日2本投稿しようかな」ということをし始めることも考えられます。

ある日突然目が覚めたら記事が300本書けたといったことはありません。外注してお金を払ってや、意味のなしていない文字の羅列だけの記事を300本記事をそろえることはできますが、それでもAさんの経験値にはなりません。

こういったことが毎日起きているわけです。

一度「保留」をした場合、少しではありますが、確実に差がついていきます。
今日文章の投稿をさぼったら私と1本差が付きます。

最近はとかくコスパ、タイパを重視するようになりました。
これ自体については私も賛成です。面倒なことはやらないに限りますし、同じことができるのであれば、早くできるに越したことはありません。

「もっとコスパがいい方法があるのではないか」「もっとタイパがいい方法があるのではないか」→「だから今やらなくてもいいのではないか」という理屈を言う人がいます。

これについて本当に疑問なのが、なぜいまやっている人よりも「コスパ」や「タイパ」よくできると考えるのでしょう。
新しいツールや技術が出てきたときに、まったくやっていなかったAさんがうまく使いこなすということも確かにあるかもしれません。でも、やっていた人のほうがやっていなかったAさんより新しいツールや技術を使いこなせると思いませんか?

それに同じだけ効率が良くなっても、進む速さが早くなるだけで一度ついた差が縮まることにはならないですよね。

一度ついた差を縮めるのは本当に大変です。
今回はnoteの文章量で書きましたが、そもそも逆転のチャンスがないものがこの世の中には本当に多いです。

高校受験、大学受験、新卒での就活、企業に入ってからも毎年の昇給評価。
これは年齢がかかわってくるので、あとから頑張ろうとしてもどうすることもできません。

大学の年齢制限はありませんが、事実上40歳になってから「よし、今から本気出すか」となってもちぐはぐな感じがしませんか?それに40歳になるまで本気を出していない人が突然本気を出せるとも思えません。
そして、もし仮に40歳の人が本気を出して大学に入学して、勉強をして、能力をつけても、18歳時点で本気を出して大学に入学した人とは20年以上差がついています。そしてこの人は止まってはくれません。
これをひっくり返すのはそれこそ宝くじを当てるくらいの確率でしょう(可能性として0ではないだけで、実際は起こりえないという意味で使っています)。

全部やるのはリソースがあるので不可能でしょう。それでも、「これ、したほうがいいのかな?」と思った事は、絶対にしたほうがいいことです。
自戒を込めて。

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