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インド人に助けられた話

さくら剛さんの「インドなんて2度と行くかボケ!」や丸山ゴンザレスさんの「アジア罰当たり旅行」などの旅人の本を読んでいるとインド人にあんまりいい印象を持たないのが正直な感想でありまして、インド映画なんかを見ていてもインド人の性格ってちょっと特殊ですよね。

タクシー運転手にぼったくられたとか、他にも勝手にツアーを組まれて法外な額の値段を請求されたり、本当に大変な思いをしている人の話を聞いてきました。宗教的な観点からもお酒や牛肉を禁じていたり、インドの映画は毎年1843本も制作されるそうです。それはインドの中でも何十もの言語があり、字幕がないと通じない言葉があるせいでそれだけの本数を撮る必要があるんだとか。

本題ですが、シドニーに住んでいた時、iPadの新しい機種がネットで買うとめちゃ安いというのを聞いて調べていると、安く買えるというサイトを見つけ購入する事に。値段的には280AUD(約2万5000円)くらいだった記憶がある。

新しい機種に胸踊ろせながら、振り込みをしようとしたらどうやら「ウエスタンユニオン」から送金をしないといけないようだ。

調べると世界中にある海外送金の会社らしく、現金を用意してシドニーの中心街にあるその店舗に向かった。留置所の面会の窓口みたいな作りのカウンターに行き、店員のインド人に送金先の住所と送金額を書いた紙を渡して待っていると

「おいミスター、これってあんたの知り合いに送るのかい?」と。

いんや、知り合いではないけどiPadを買うためのお金さって事を伝えると、もう一人の同じくインド人の店員と何やら喋っている。すると

「にいちゃん、悪い事はいわねえ、やめときな」だって。

俺はiPadを買うために送るんだからいいんだよ!って言ってやったがそれでも「知らない人への送金はオススメはしねえなあ。iPadいくらなんだよ?」と聞いてきたので紙に書いてある金額だよって答えた。すると

「わっはっはは!!こいつぁ傑作だ!280ドルで新作のiPadがしかもケニアから届くって?おもしれえ話だな!」

インド人

ちょっとカチンとくるクセスゴな言い回しだったが、確かに冷静に考えたらカスタマーサービスとのやり取りでもちょっと不審な点があったのと、超最新のiPadが当時960ドルくらいだったので、3分の1の値段で買えるのは不思議な話。

また考え直すわ!と言ってその場を去ったが、本当に送金しなくてよかったと思った。

一度インドにも行ってみたいと思うが、コロナもあるしまだまだ先になりそうだ。あの時はありがとう、インド人の二人。

みなさんも、私のように馬鹿ではないと思いますが巧妙なサイトにお気をつけを☺️

ではまた!

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