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大学4年で就活支援を始めてみたら、意外と大変だった

社会人0年目。

就活のゴールがようやく見えてきた時、「社会人になる前に何かを始めなきゃ!」という謎の焦りから就活支援を始めました

その1ヶ月後、人材会社を含む、内定を頂いていた会社をすべて辞退し、「地域おこし協力隊」という職業を選択した僕にとって、就活支援は来年からの仕事に直結するものではなく、「正直、失敗したなぁ…」と思っていました。

(その頃には、仙台でキャリア支援の長期インターン、山形で就活支援団体の立上げをしており、もう後に引けない状況でした。)

本当は最後の1年で色んな地域に足を運んだりしたかった。地域に関わる長期のプロジェクトに参加してみたかった――。

就活支援の後悔と苦悩

そんなこんなで始めた就活支援。
「就活支援は、人の人生を大きく左右するから、生半可な気持ちでやるな。」とあるイベントで、とある4年生から言われた一言がすごくプレッシャーになりました…。

インターン先での仕事は、「就活イベント企画」「就活相談」「イベント集客」。

イベント集客のためには、たくさんの就活生に連絡を取り、就活相談に乗り、その上でイベント提案をしなきゃいけません。(これが結構大変…!自分の提案力の低さにかなり悩んでいました。)

最初はそれでも、それなりに楽しんでやっていました。就活生とzoomで話したり、イベント企画をしたりするのは、結構楽しかったんです。楽しみながら、悩んでる就活生の力になれるなんて、なかなかいい仕事かもなーと思っていました

ただしばらくすると、強い想いを持っていないことから、だんだん嫌気がさしてきます。

「毎日就活面談入ってるせいで、参加したいイベントに参加できない。せっかく友達から誘われたのに、遊びに行けない…!」
「せっかく毎週イベントを企画しても、3人くらいしか来ない。やる意味あるのかこれ…。」

熱量の持った大人に会えば、就活生がもっと前向きに就活に取り組んでくれるかもしれない…!という想いで企画した「TOHOKUキャリトーク」は、毎週のように最高の社会人が出てくれてるのにも関わらず、参加人数がとても少なく、毎回学びを得てるのは、ファシリをする自分というよく分からない構図が出来上がってました…(笑)

朝7時頃に起きて、母が作るベーコンエッグで朝ごはんを済ませ、「ごちそうさま」と言って部屋に戻ると、zoomのURL発行と今日面談する子の相談内容を確認。

朝10時に面談開始。1時間ほどの面談を終えて、「はぁ…また自分が喋りすぎてしまった。」と後悔。食パンをトーストにして、はちみつマーガリンで食べると、次の面談の準備に入ります。(トースト+はちみつマーガリンは最強🍯)

食べてzoomして、食べてzoomして--。見る見るうちにお腹が出始めました💦

「正直、就活支援やめてぇ…」と何度も愚痴をこぼしました。僕は思っていた以上に利己的な人間でした…。

イヤイヤやりながらも学んだこと✍️

そうやって半分イヤイヤながら続けていた就活支援でしたが、今振り返ってみるといろんなことを学んだように思います。

まずは「事前準備の重要性」です。就活相談をするにも、イベント開催するにも、大抵後悔するのは「まぁ、アドリブで行けるでしょ!」と事前準備を怠ったときでした。

とはいえ、時間かかるよね?と思ってる皆さん。それは大きな間違いです。

就活面談をあまりいい時間に出来なかった時、イベントがグダって社会人にも参加者にも価値提供が出来なかった時、それまで費やした時間に対するリターンは0になります。

事前準備にちょっと時間をかけるだけで、自分にも、相手に対してもより高い価値を提供する事が出来る。時間効率でいったら、圧倒的に後者の方が良いことが分かります。

あたりまえの事だけど忘れがちですよね。

また、「応援したくなる人の特徴」についても学びました。熱量の高い人や対応が丁寧な人はすごく応援したくなる。ネガティブな事ばかり書いてますが、やっぱり選考の進捗を報告してくれたり、就活生が少しでも成長をしていたり、「ありがとうございました!」って言ってくれるだけでも、就活支援してる側はすごく嬉しいんです。

どれだけ熱い思いがあっても、どれだけ感謝をしていても、言葉にしなければ伝わらない。対人間だからこそ、相手へ感謝を伝えたり、自らの成長を持って相手に還元していくことって実はすごく大切なんだなと、自分に置き換えて考えることができました。

たくさんの出会いに感謝✨

こんな感じで学ぶことも多かったのですが、就活支援をしていて、1番良かったのは、やはり多くの人との繋がりが出来たことです。

「探職」では、竜司さんゆうきさんという1つ上の起業家の基で学ばせていただきました。1つ下の白尾くんもびっくりするくらいすごい後輩。一見ほんわかしてる新井山ちゃんでさえ、3年生でインターンに飛び込める勇気は僕が持ち合わせていなかったものでした。

そして何より、探職インターンを率先して引っ張ってくれた、教育実習をやりながら見事にインターンをやり遂げたまみ、最後にジョインしてくれたのに面接講座で大きく貢献してくれたひなちゃん、インターンのきっかけをくれたマッシュ、同期のインターン生からたくさんの刺激を貰いました。本当にありがとう!

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「ゼロカツ」では、団体結成をきっかけに繋がったひかるに多くの刺激を受け、まりもとは、また同じ団体で活動できた事が何より嬉しかった!

かづきは思考力と行動力の超ハイブリッド型で山大で1番尊敬する友人。優しい笑顔と圧倒的行動力の2年生のあいちゃん、明るく元気で、誰よりも頑張り屋な1年生のまなちゃん、という2人の後輩からもたくさん学ばせて貰いました。ありがとう!

ゼロカツ初期メンバーの豊田くんみのりちゃんも本当にありがとう!

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ここに挙げきれなかったたくさんの人に出会い、たくさんの人から学びを得ることが出来たのが、就活支援をしていて、1番良かった事です。

そしてなんだかんだいいながら、毎月面談をしてくれた約30人の就活生には1番感謝をしなければいけません。いつも面談やラインのやり取りの中で、ものすごいエネルギーと学びを頂いてました。

3月以降の就活本番に伴走しきれないのは残念だけど、みんななら絶対にやりきれると思います。

もし悩んだりしたらいつでも連絡ください!そして就活終えたら、一言報告くれると嬉しいです😆


まとめ🌱

最近読んだ本で「人は、人生を通して1枚の大きなパズルをつくる」という言葉がありました。

「何か行動を起こすと、パズルのピースが1つ貰える。欲しかった形のピースが貰えない事だってたくさんある。けれど、パズルが出来上がっていくうちに、完成に必要なピースを貰えていた事に気づく。だから今はたくさん行動しよう。」

というメッセージです。

僕の大学生活もまさにそうでした。

そのときは、あまり乗り気じゃなかったり、嫌だなと思う出来事であっても、それが後々ちゃんと活きてきて、今につながっている気がします。

停学した時も、ブラックバイトをした時も、サークル関連の書類を面倒くさいと思いながら1人書いた日も、全部今に繋がっています。

だから就活支援で学んだことも、たくさんの人とのつながりも、全部これからに繋がるんだと思います。

「探職」や「ゼロカツ」を通して、オンライン企画のやり方や、ミーティングの進め方、よい提案の仕方等、たくさん身に付けた事を、これからに必ず活かしていきます。

別に偉そうなことを言うわけではありませんが、今みなさんがやっていることは絶対に無駄にならないと思います。そこで得たこと、得られることは将来かならず役に立つはずです。

今はこんな状況ですし、なかなか大学で新しい出会いも作りにくい。リアルで人に会うことは難しい。ただSNSなどインターネットで繋がることは充分可能です。

だから、今できることをいろいろやっておく。

僕は就活支援を約10ヶ月続けてきましたが、今できることをやってきた成果が、将来にきっとつながるはず。そう信じています。

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