青木耕平

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青木耕平

北欧、暮らしの道具店(http://hokuohkurashi.com)というECメディアを運営している株式会社クラシコムという中小企業の社長です。

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    思想を持ったお店をつくったり、運営、デザインをしているひとやその感想などの記事をまとめるマガジンです。

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最近の記事

2023年度版FaceBook投稿抜書き

毎年年末に続けているFaceBook投稿一年分の抜書き。 長く続けていると思考の日記みたいなものなので、自分の思考の変化などを感じるようになってくる。 他人からはわからないかもしれないが、今年はこれを作成して一年の思考の軌跡をなぞることで、変化を感じた一年だった。 1月4日 リーダーシップの先にエルダーシップというものがあり得ることを知った。 今の僕はリーダーからエルダーに向かう道のりを歩んでるし、歩みたいんだな。 1月4日 僕がこれからの10年でやるべきことは、自分と同

    • 2022年Facebook投稿抜き書き

      誰にも頼まれていないのに毎年やっている一年分のFacebook投稿の抜き書き。もう6年目w 1/4 DXとESGの必然について。 昨年はDXとESGが多くの人にとって完全に我がことになった年だった。 ESGの流れがこの先どうなるか、そしてその流れにおいてDXが何を意味するかを考えてみた。 思うに今のESGの流れは全てのバリューチェーンにおいて環境や人権に対して問題のある状況を看過していないということをエビデンスを持って証明することが義務になっていくだろう。 これは企

      • 2021年Facebook投稿抜き書き

        誰にも頼まれてないのに毎年やってる、恒例の2021年1年間のfacebook投稿を抜き書きしておきます。 1月5日  芸人さんの楽屋的な状況を仕組み的にどう作るかなんだな。成果が生まれる組織を作るには。 単なる雑談とかじゃなくインプットを小さくアウトプットしてリアクションを得て磨ける場。 それをオンラインでどうやるか。 で、それは経営側が考える組織戦略。 一方個人の生存戦略としてどうユニークなネタになるユニークな「苦しいこと」「ムカつくこと」「悲しいこと」にたくさ

        • 2020年Facebook投稿抜き書き

          誰にも頼まれてないのに何年も続けているfacebook投稿の一年分の抜き書き。2020年は難しい一年だったこともあり思考は捗って多くの新しい概念や表現を手に入れたんだなと。過去一長いです。 1月6日 ハングリーさを超える長期間持続し強いコミットメントを引き出すモチベーションの源泉は「作家性」だと思う。 表現者の飽くなき作品をモノにしたいという欲求は自分個人の不幸さえ受け入れる覚悟を持たせる強力なモチベーションだ。 80代の巨匠と呼ばれるような作家が、心身ともに消耗しながら

        2023年度版FaceBook投稿抜書き

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          心理的安全性の総量は増やせない、最適に配分できるだけだ。(追記あり)

          *2020/10/26追記* 本稿で「心理的安全性」と書かれているのは「安心」のことなんじゃないか?定義が間違ってるんじゃないか?というような指摘をtwitter等で頂いてるのを散見して「なるほど確かに。。」と思っています。なんとなく響きで言葉を使ってしまったところや、思慮が足りない部分がありました。こうやってたくさんの人に読んでもらうと一人で悶々と考えてるだけでは詰め切れてないところを詰めていけるのがありがたいです。いつかもうちょっとよく考えた上で改稿したいです。 タイト

          心理的安全性の総量は増やせない、最適に配分できるだけだ。(追記あり)

          リモートワークについてのスタンスを決めるために過去の事例を思い出す。

          コロナ禍に直面した多くのオフィスワーカーが「リモートワーク」という新しい「普通」の働き方に直面している。 僕の周りでも多くの人が多かれ少なかれこの新しい働き方に取り組んでいるがよく耳にするのは 「今のところ仕事は問題なく進んでいるが、これがずっと続くと組織としての一体感が保てなくなるのではないか?」 「オペレーティブな仕事の生産性はむしろ上がったが創発的な仕事のための何気ない雑談などの偶発的コミュニケーションが減り将来が心配」 「新入社員のオンボーディングが今まで通り行くか

          リモートワークについてのスタンスを決めるために過去の事例を思い出す。

          2019年Facebook投稿抜き書き

          誰にも頼まれてないのに、毎年年末年始の休暇にやっているfacebook投稿をほぼ全部抜き書きしたアーカイブを今年も。 2019年1月6日 ·  投資的観点でいうと騰落の予測の確実性が高ければ生き残れる。事業的観点でいうと自社の収益なり株価なりが落ちることがどんなに確実に予測できても生き残れなくて、どう騰げるかの勝ち筋が見えないと不確実性が高く感じる。 不確実性の程度を議論する時に案外ここで立場によって評価が変わるんだなというのがとても腑に落ちた。 2019年1月8日

          2019年Facebook投稿抜き書き

          コマースでPMFするかをどのような構えで確認するべきかの個人的スタンス

          twitterでの連投ツイートでリアクションがよかったものをまとめるシリーズです。 -------------------- コマースで売上を上げる容易な方法は当たり前だが 1)原価率を高める 2)取扱商品数を増やす の二つです。この二つをやればほぼ確実に売上増を見込めますが、1は利益を毀損し、2はキャッシュフローを圧迫します。なので資本力があればあるレベルまでは売上を上げるのが容易なのです。 ただ最初にこれをやってPMFを確認するのは悪手だと思っていて、利益が出しにくく

          コマースでPMFするかをどのような構えで確認するべきかの個人的スタンス

          instagramでのプレゼンスとEコマース売上の相関関係についての個人的視点

          以下twitterでそこそリアクションが多かった連投をまとめました。 ーーーーーーーーーーーー instagram等でプレゼンスは一定高まるとは思うけれど、フォロワーとリーチをがいくら増えても売上に与えるインパクトは大したことないのが普通だし、あったインパクトも持って2年くらいが肌感。やっぱりSEO、メルマガ、LINE、アプリ、広告らへんでSNSで高めたプレゼンスを刈り取らないとな気がする。 ‏ 僕らはこれまでSNSでプレゼンスを高め、SEOはそこそこ、メルマガとLINEで売

          instagramでのプレゼンスとEコマース売上の相関関係についての個人的視点

          2018年の投稿抜き書き

          2018年のFacebookの投稿をアクティビティログで遡って抜き書きしてみました。自分用。 2018年12月に再投稿2016年3月10日  いまプラットフォーマーたろうとするアプリやメディアは既存出版社からコンテンツを狩り集めてるし、コンテンツホルダーはただいろんなところにコンテンツを出してるだけだ。コンテンツホルダーは安易に出したコンテンツを元にプラットフォーマーがユーザーベースを築き、コンテンツの当たり外れを学び、自分たちで作るようになったときにどうするんだろうね。A

          2018年の投稿抜き書き

          自由は権利ではなく権限という考え方

          昨日からクラシコムでは正式にフレックスタイムとリモートワークについての制度運用がはじまり、同時期にオフィスもフリーアドレスとなり、社員個々人が自分の働く時間や場所について自分で決める裁量が少しづつ拡大している。 それに合わせて、昨日の全体会議でこの取り組みについてのコンセプトについて珍しく5分ほどスピーチしたので、その内容を思い出しつつ書いておく。 ーーーーーーーーーーーーー 今日からフレックスタイムとリモートワークがテスト運用期間を経て正式に運用開始となりました。

          自由は権利ではなく権限という考え方

          若林恵さんの著書「さよなら未来――エディターズ・クロニクル 2010-2017」を読み終わってないのに我慢しきれずに途中経過を書く。

          若林恵さんの著書を先日から少しづつ読み進めている。 過去に彼が書いた記事の総集編的な本だがその説明ではこの本の価値は全然伝わらない。 むしろ一冊の本をモノにしようなどという野心を持たずに書かれたテクストたちが、若林恵という揺るぎない美意識の軸で書き続けられてきたが故に、一冊の本になることになんの違和感もなく、むしろ作為なくそれが成立しているがために一冊の本にすることを目指して書かれたものよりリアリテイがあり、刺激的で、なぜか優しい。 一方編集者として選び、冒頭のディスク

          若林恵さんの著書「さよなら未来――エディターズ・クロニクル 2010-2017」を読み終わってないのに我慢しきれずに途中経過を書く。

          2017年Facebookに投稿したメモ。

          ふと思い立ってFacebookに投稿したメモをサルベージしてアーカイブしておくことにした。だいたい思いついたことを言語化して定着させるためにFacebookに投稿してきたもの。その後繰り返し使うようになった表現や、書いたきり忘れて居たものもある。でも僕の思考の最初のアウトプットはいつもFacebookだった。今年もありがとう。来年もよろしく。 1/6 人が自発的にやろうとしないことをサスティナブルに強制するのは無理だと諦めるところからマネジメントははじまるという仮説。できる

          2017年Facebookに投稿したメモ。

          ボツの復権?

          しばらくまえから言ってるのは インターネット上でもいずれ書いた記事を「ボツ」にして公開しないで公開数を一定以下に保ちつつクオリティを上げることに注力する方が、マーケティングの観点でもリーチが増えるという状況になるのではないかと予想しています。 今の問題はコンテンツがCGMによって爆発したあと、コンテンツマーケティングの観点でBがコンテンツを大量生産するようになった(BGM?)ことでコンテンツ量の再爆発が起こっていて、この中で本当に読むべきものだけに絞ることにSNSも検索エ

          ボツの復権?

          「気づく」人と「ちゃんとやる」人が共存する必要性とその難しさ。

          以下考えながら書いたから、書こうと思ったことから思わぬ結論に至ってしまった。一応最後は表題の結論に至るので、辛抱できる方は読んでみてほしい。 成果にフォーカスしているように見せていて(当人もそのつもりで)実際には異なることにフォーカスしてしまっていることはよくある。 その中でも「成果」にフォーカスしてるつもりなのに、実際には自分を肯定して「安心する」ことへフォーカスさせようとするバイアスに負けてしまうことは最もありがちなことだ。僕にとってもこのバイアスに抗うことが常にチャ

          「気づく」人と「ちゃんとやる」人が共存する必要性とその難しさ。

          なぜビジネスを続けたいのか

          自分がなぜビジネスをしているかといえば、面白いストーリーのネタを持ってて、自分はそれをかけると思ってるからだ。 連載してる、あるいはしようとする漫画家に似てると思う。 自分がやってる連載はこれから何年かかかるかわからないけれども、続けられれればとんでもなく面白い話をかけると思っている。そのための筋書きと、それを自分がかけるだろうという見込みがある。だから書きたい。 もちろん力量が足りなくて、途中で切られたり、連載してた雑誌が廃刊になったり、産みの苦しみに合うかもしれない

          なぜビジネスを続けたいのか