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「僕とみんなの往復書簡」を終えて #1 序

自分で企画した展示「僕とみんなの往復書簡」を終えて、あっという間に1週間が経った。

山梨は甲府で延長開催をしたこともあって、今になってやっと、出店してくれた作家さんに売り上げの報告や商品の返送などの連絡をして、少しずつ普段の生活に戻りつつある。

こういう感想を自分の口から発して良いものか分からないが、誰かに展示の感想を聞かれたときに、「良い展示だったよ」と胸を張って言えるような気がしている。

前に2回ほど、同じような企画展示を催して来たが、僕がやりたかったことをようやく形にできたのかな、と今になって思う。3度目の正気とはまさにこの事。

大学時代の後輩が、今回の展示について、こうツイートしてくれていた。

"手紙を通じてプロダクトの輪郭を共有できる素敵なイベント。"

なんだか賢く、格好良くまとめたように思えるが、僕には「あぁ、なるほど、そういうことか」と合点がいった。

説明が重複してしまうけれど、今回は「往復書簡」という作家と僕との手紙のやりとりを大きなコンセプトとして加えた。
普段から、どういった姿勢で、考えで、ものづくりと向き合っているのか、それを作り始めた背景にはどんなことがあったのか。きっかけ、思い出、意思、過去、未来、現在のこと、作品や商品だけでは分からない、気付くことのできない言葉が、それぞれの手紙には綴られていたように思う。

セレクトショップでの販売や、イベント出店などの限られた空間、時間では、作品の輪郭を掴むことさえ危うい。そのときの空気感や、お客さん自身の直感など、そのときの感情で購入に至る。それはとても良いことだと思うし、それが普通のことではある。

でも、今回の展示では、そこからもう一歩踏み込みたかった。

その手段が、往復書簡という手紙のやりとりだった。

#僕とみんなの往復書簡 #オギープラザ #オギーソニック #オギプラ #往復書簡

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