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電通をやめてCreemaに転職します。その心は。

3月31日付でまる6年間勤めた電通を退職しCreemaというスタートアップに転職します。
Creemaは、ハンドメイド作家さんが作品を売る&ほしい人が買うためのマーケットプレイスです。

電通では初任で配属されたメディア/転局試験を経て異動したクリエイティブという、広告業界を打線で例えたときの3番ショートと5番キャッチャー、サッカーのフォーメーションで例えたときの4-3-3における両ウィング、麻雀におけるドラのトイツのように、点をとるためにとても重要になる部署を経験させてもらっていました。その中でも、広告だけでなく事業やサービス作りの領域まで広げていくような仕事をさせてもらっていました。
(ちなみに、4番も1トップも営業だと個人的には思います)

これらはまさにやりたいことだったのですが、やっていくうちにもう少し自分がオーナーシップをもって事業やサービス作りに取り組んでいきたいなと徐々に強く感じるようになっていきました。つまり、クライアントのマーケティングプランの「提案」やプロダクトの「納品」とか、自社サービス案の「上申」ということではなく、もっと踏み込んで自分が考え決めていくような仕事がしたい。自らの手でリーチをかけてあがりたい。こう考えるようになったのは、学生時代のいろんな経験(TNKとか高校時代の軟式野球部のときの話とかとか)や人のつながりも影響していたのだと思います。
そうなったとき、事業者サイドにまわることと、ある程度はリスクとってスタートアップ側にいくことが現段階の個人的ファイナルアンサーでした。これが自分が成長しつつ最大限力を発揮し、今後やりたいことに繋がる可能性が最も高そうと考えたことが、今回の決断の大きな理由です。電通への不満があったわけではなく、むしろとても良い環境で仕事をさせてもらっていたことへの感謝に尽きます。

ちなみにこの究極は自分で事業やサービスを立ち上げることだと思っていて、いつかチャレンジしたいとは思っています。パワプロはペナントよりサクセスが面白いと思う派です。

次にいくCreemaは、ハンドメイドの作品を作家さんがオンラインで売ることのできるCtoCのプラットフォームを運営している会社です。
社長の丸林さんが「愛のあるビジネスを作りたいと思っていた」と仰っていたのを聞いたとき、「それはまさに自分もやろうとしてきた気がする…」と思いました。言い換えると人の体温を感じられたり、もっと評価されるべき人の才能やものの価値を世に出していくということに非常にやりがいを感じます。思い返せば、自分が電通で熱量高くやれてきたことも比較的そういう傾向がありました。
ただ、コモディティ化が進むこの時代。果たしてハンドメイドのものがこれから伸びていくか?という点は大きなポイントです。ちなみに私は伸びていくと思っておりその理由についてはいくつか仮説があります。(追ってどこかで書く機会があれば書こうと思ってます)
ただ、非連続に新しい事業を作ることもしなければなりません。巨人が3軍を作って育成選手を育てていくのと同じ構造です。

まずは、いまのユーザーや作家さんがどんな人で何がしたいと思っているのか。
踏まえて、日本のものづくりが、日本のインターネットサービスが、何を目指すべきか。
ものすごいタレントだらけの、領域が近い会社とどう付き合うのか。
そのために、今持っているアセットや各種テクノロジーをどう生かしていくのか。

大きいことを書いたのですが、まずは現業のマーケティングから取り組んでいきます。結果を出さないともろもろ意味がないので、頑張ってきます。

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いろいろと書きたいことがあったのでほかにも書いてみました。興味のある方は読んでいただくと、ソシャゲするとかよりは良い電車一駅分くらいにはなるかもしれません。

・転職しようとしてわかったすごいもの3選

・電通生活で強めに歩留まったパワーフレーズ4選

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