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休学をするということ。

Hola! アルゼンチンからこんにちは。1年間の海外スケートも早いもので、今は2カ国目のアルゼンチンに滞在しています。まだスペイン語はこんにちは・さよなら・美味しいしか分かりません。笑 これから沢山コミュニケーションをとって少しずつ勉強していきたいと思います。

この留学中、僕は東洋大学を1年間休学しています。大学に入学したときは自分が休学するなんて考えもしなかったですが、今は自分がやりたいと思ったことに取り組むために、1年間大学には行っていません。

2年半通っていた大学がいきなり無くなるとどうなるかと言うと、とても単純で、目の前にあったやらなければいけない事が無くなります。授業にも行かなくて良いし、卒論の準備もしなくて良い、往復2時間をかけて都内の大学に通う必要もありません。

留学の目的であるチーム練習や人と会う時間はあるにしろ、留学が始まってから2ヶ月ぐらいはこの有り余る時間をどう使おうかと考えていました。今、自分は何をするべきで何に時間を割くべきなのか。そんな事が頭の中をぐるぐるしていました。

でも去年の12月ぐらいから何がキッカケかは分からないですが、頭の中にあった漠然とした不安が消えていき、目の前の生活を良い気持ちで過ごすことが出来るようになりました。

そして少し時間が経ったときに、きっと東京での2年半の毎日が自分を変えていたのだと気が付きました。スケートを理由に東京に出た僕は、新しい世界で沢山のやる気溢れる素敵な友達に出逢い、楽しんで仕事をしている大人の人達にも出逢いました。

実は高校まで自分から何かに意欲的に取り組むことはなかったし、友達を作ることも苦手で、何よりも自分の気持ちを人に素直に伝える事が出来ませんでした。

(今でも帰省したら必ず会う大阪の友達。みんな若い。懐かしい青春の日々。)

大学以降に出会った人からは少し想像出来ないかも知れないけど、僕はそんな高校生でした。

でも環境が人を変えるというのは本当で、やる気に満ちあふれた東京という町で、気が付くと僕自身も毎日を必死に、そして心の底から楽しんで過ごしていました。

そんな環境から飛び出して始まったこの留学。始まって見て1番に思ったのは自分が東京での毎日を必死に頑張ることが出来たのは、周りの友達や環境があったからだと思いました。

でも今は、この新しい環境が悪いとは思っていません。確かに自分が選んだこの環境は、人と話すことも、色んな場所に行くことも、自分のしたいことをすることも簡単ではないです。

でも今は、このゆったり出来る時間が自分には必要なのだと思うようになりました。

東京での日々は目の前の事にとにかく必死で自分のやりたいことを実現する為に、とにかくがむしゃらに走り続けていました。でも今は、1度止まって周りのことをじっくりと見ながら色んな事を感じられているような気がします。

毎日の生活の中で、練習以外にもっと色んな事が出来るのかも知れないけど、今は目の前に広がっている世界を見て、人に会って、色々な事を感じていたいです。

こんな考えに落ち着いてから、自分の心が軽くなったしモヤモヤする事も無くなりました。

今はSNSやネットで色々なキラキラしたものが見ることや、周りの人の頑張りを見ることが出来ます。それによって、実現したいことの為に簡単に頑張ることができるのだと思います。

(東京の友達。この時はトビタテの試験、同窓会の幹事、学内のイベント、練習やスケート教室で動き回っていました笑)

でもそれが気が付かない内に、自分自身を少し苦しくさせていたのかと今は思います。でもこれも東京での生活をあのまま続けていれば、気が付かなかったことです。

自分のやりたいことを実現する為に決めたはずの留学が、歩みを1度止めて自分自身についてゆっくりと考える時間を与えてくれました。

実際に色んな世界を見て、色んな人に会って、色んなことを感じることが出来る事で、今は自分の将来についてや色々な価値観も変わってきています。

ここでそこまでを詳しく書く必要は無いけど、色々な事に対してシンプルに考えられるようになっている気がします。

始めに休学するということと書きましたが、僕にとって休学をするということは、1度歩みを止めて自分自身や周りのことをじっくり見る時間を作るということです。

最近は昔に比べて休学する人が増えていると聞くと同時に、その休学は本当に意味があるのか?という事も良く聞きます。

偉そうなことを言える立場では無いけど、最近休学を考えている友達と話していて、休学をする理由が何も本当に自分がやりたいと思う事じゃなくても良いと思いました。

なんとなく始めた休学も、新たに何かを見つけたい休学も、始まってから理想とのギャップに苦しむ休学も、自分がこれまで居た場所がどれだけ素晴らしいかという事に気づく休学も、1つも間違っていないと思います。

東京の大学に行くことを決めたこと、大学を1年休学し海外でスケートをすることを決めたこと。この選択が1番だったのかは今でも分からないけど、この道を選んだ自分を信じて、あの時あの選択をして良かったと思えるようにこれからを過ごしていきたいです。


そしてどんな環境に居ても、支えてくれる家族や友達、日本の人達、そして新たに海外で出会う沢山の人達との出逢いに感謝をして、この留学を大切に過ごしていきます。

いつもいつもありがとう、そしてありがとうございます。またみんなと日本で会える日を楽しみにしています! Chao!