高山康平

eiga を撮ります。文章も書きます。現在は何者でもありません。ただの街の片隅に吹き溜まった風。もくじ https://note.mu/koheitakayama/n/nf9b06849314e

落合陽一写真展『質量への憧憬』の感想文

落合陽一写真展『質量への憧憬』に行ってきた。

まず強く感じたのは、これはまさに僕らが大学生の時にやっていたことの延長であり、その世代的な感性が間違っていなかったことの証明に他ならない、ということだった。
僕は落合陽一氏と同世代で、僕らが大学生の頃というのは、デジタルカメラの高画質化と低価格化が進んで誰もが写真を(フィルム枚数を気にすることなく!)楽しめるようになっていた頃だったと思う。もちろんそ

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artbiotop 那須 "水庭"

那須に用事がありついでに雑誌の特集で気になっていたアートビオトープ那須に立ち寄り、建築家の石上純也氏が設計した水庭を見てきた。ついでのつもりであったが今回の那須の滞在の印象のほとんどをこの水庭が占めることになった。

この水庭は隣のホテル建設予定地にあった木々を移植して作られたのだが、木の配置や水たまりの形などはすべてデザインに基づいておりその作り方においては庭と言えど建築なのだそうだということだ

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【随想】遠くのものには理知的に、近くのものには情動で

たとえ思っていても言わなくて良いようなことなのだが、この文章は読者が少ないので思い切って書くのだが、西日本の豪雨の被害の様子をテレビやネットで見守っていた人たちの中にはそれに熱狂してしまっていた人が少なからずいたのではないかと思う。
 今日、街で若い青年が友達に「豪雨の被害が気になって夜更かしをしてしまった」と話しているのを聞いた。もちろん彼は心から心配していたのだろうし、ことによっては近親者が被

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【随想】日本代表の対ポーランド戦に寄せて。やはりつまらなかったと言っておきたい。

今日は長い一日だったので、W杯の日本戦が昨日よりもずっと前のことのように思えるが、昨日の日本対ポーランドの試合について自分なりの感想を言うならばやはり、つまらない試合だった。ということになる。
 Twitterを眺めていると、戦略的な時間稼ぎに興じた日本代表を批判する声や逆に西野監督の勇気を讃える声など賛否が飛び交っている。僕としては決勝トーナメント進出のために、非難を覚悟して賭けに出た西野監督を

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【随想】天気の話の話

梅雨入りしたらしい。だろうね、といった感じの雨模様の一日だった。雨それ自体はたまに降るくらいなら、「たまには雨もいいね」なんて思えるけれど、あまり続くと滅入る。去年の夏や一昨年の秋には一ヶ月ほとんど雨か曇りなんて月があって、あれには参った。あの時ほど毎日天気予報をすがるように眺めたことはなかった。
しかし、天気の話というのは大変都合がいい。昨日もエレベーターで年配の同僚と一緒になって、あまり話す気

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【随想】癇癪とP.T.アンダーソン

うーん、これはまずいんじゃないかな。昨日から日記めいたものを書き始めてまた今日も書いている。二日連続で書いてしまっている。日記とはそういうものなんだろうけど、これはちょっと僕にしては張り切り過ぎている気がする。張り切りすぎたものが長続きしたりするものだろうか?(いや、するまい)
そもそもこれは日記なのだろうか(何しろ第三者に読まれることを想定して書いているのだ)。日記とは本来自己との逃げ場のない密

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