成長のきっかけは「違和感」によって起こる

昨日知り合いに「鳥越さんはなぜ組織をフラットにしようと考えたのか?」と聞かれました。ZEPPELINは現在肩書きなし、職位なしのフラットな組織になっているけれども、なぜそうしたのかを改めて考えたことはなかった。

当然上司や部下という発想そのものがZEPPELINにはなく、存在するのは組織として事業を行なっていくために必要な役割や職務だけです。

フラットな組織にしようと思った大きな理由は、組織の中に肩書きや階層があったことによって、「違和感」を感じていたからです。

違和感の元はいくつもあったのだけれど、一番大きな原因を書くとすれば、それは階層があることによって、上司が部下のやれることを制限していたためです。

本来、どんな人も無限の可能性を秘めているし、100人いたら100人とも違う個性を持っている。だから個人がやれることを制限する必要などないのだけれど、当時は上司部下という階層があり、僕を含めた上司はクルーのやれることを自分の想像が及ぶ範囲に制限してしまっていた。

これではいつまでたっても個人の成長は限られてしまうし、組織の生産性も低いままだ。何より、クルーが個性を生かして輝けるような組織になっていない。

このように「違和感」を感じた。だから組織を完全にフラットにすることにした。

そもそも、この違和感はZEPPELINの中だけの話ではない。この違和感は人生において他でも感じたことだった。例えば、中学校の時にはじめてサッカー部に入った時にも同じ違和感を感じた。

上級生がいて、練習の方法も時間も上級生の指示通りにしかできなかった。各個人に合わせて練習メニューを考えるという時間はなかった。確か、サッカー部に入ったばかりの時はすごく大きな違和感を感じた。しかし、1年2年と経っていくうちにその状況になれてしまい、それが当たり前だと思ってしまう。

違和感というのは成長にとって重要であり、成長のきっかけなのかもしれない。昨日話をしていてそんなことに気がつきました。違和感を自分なりに分解し、違和感の元をたどれば、問題の根本的な解決に近づける気がする。

しかし、違和感に気が付いていても、ずっと何もしない状態が続けば、人間はそちらの方が普通のことだと思ってしまう。

多くの日本企業でも階層や上下関係がない方が良く、フラットな方が意思疎通や意思決定がスピーディーに行えるとわかっていてもできないのは、もうずっと何十年もそういう企業で働いた人が意思決定をする側にいるからなのでしょう。

でもその人たちだって、きっと会社に入ったばかりの頃は、上下関係や階層に違和感があったはずなんだ。

自分が気がつかない、または心の中に封印してしまっている違和感があったら怖いなと思う。その違和感に気が付けないということはそれ以上に成長がないということなのだから。



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鳥越 康平

ZEPPELIN代表。企業HP「ZEPPELIN」→https://www.zeppelin.co.jp/ 個人ツイッター→https://twitter.com/koheitorigoe

経営日記

鳥越康平の日々を記していきます。航海日誌のようなもの。
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