弱み

「弱みは決して伸ばせない」わけじゃない。むしろ弱みにこそ可能性がある。

ある記事で「自分の弱みは決して伸ばせない」といい切っているのを目にしましたが、僕は自分の弱みこそ伸ばした方がいいんじゃないかと考えています。自分の弱みになってしまっていることに目を向け、その弱みを受け入れることによってきっと人生が変わると思うからです。

強みを見つけようという趣旨の「ストレングスファインダー」という本があり、昔社内で使ってみたのだけれど、僕の弱みは協調性や共感性のなさだと判別された。

そして、その本にも「あなたの弱みは今後変えることができない」と書いてあった。弱みの部分には目を向けずに、強みを伸ばすことが最も重要で、強みを伸ばしたもの同士が一緒に働くことによって可能性が増えるという内容。

このことには僕は何も反論するつもりはないのだけれど、僕が違うと思うのは「弱みは伸ばせない」という部分です。


昔の僕は協調性も共感性もなくて、社内の誰もが近寄りがたく、相談しづらい存在だっただろうな...そう思います。そして、僕自身もどうやったらもっと周りの人と協調性が持てるのか? 共感できるのか? 正直全く分からなかった。

協調性や共感について考えるのも嫌だったし、できなくてもいいや。そう思っていた。

もし、誰かに「弱みに目を向けた方がいい」といわれても、その当時の僕には辛いだけだったと思う。だから自分の弱みには蓋をして、だれからも触れられないようにしていたのだと思う。


でも、弱みはほとんどの場合、強みの反対のことになっているんじゃないか? 僕であれば、自己確信が強みに入っていたと思うのだけれど、そのせいで協調性や共感性が失われていた(弱くなっていた)のだと思う。

今ならわかること、それは、この強みの反対の弱みである部分。これを伸ばすことによって強みも弱みも同時に拡大し、より大きな可能性を手にすることができるいうこと。

なぜなら(例えば)自己確信って、周囲の人と協調して共感している状況じゃないと活きない強みだ。自分だけが何かを確信していたってそれを周りの人と共有できなかったら何も生まれない。

実はすべてはこういう風になっていて、例えば「未来志向」もその反対の「慎重さ」がないと未来のことばかり考えてしまい、危機管理ができなくなり、うまくいかなくなってしまう。


弱みを誰かに補ってもらうことでチームとして強くなれる。という話もわかるけれど、誰かに補ってもらう前に自分自身にその反対の部分に対する意識がないと、相手とぶつかってばかりになる。

だから、「自分の弱みは決して伸ばせない」と思うのではなく。自分の弱みになってしまっていることに改めて目を向け、その弱みを受け入れることがとても大事だと思う。

それは自分のためでもあり、一緒に働く仲間のためでもあると思います。

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鳥越 康平 ZEPPELIN代表

ZEPPELIN代表。UXの変態。企業HP「ZEPPELIN」→https://www.zeppelin.co.jp/ 個人ツイッター→https://twitter.com/koheitorigoe
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