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【第3回】 編集者の姿勢とは #コルクラボ編集専科 を受講して、気になった3つのこと。 〜偏見メガネを外した俯瞰(第1回講師:コルク佐渡島庸平)

作家さんの漫画との向き合い方について、佐渡島さんの過去エピソードを聞いて、偏見を可能な限り取り除いていく姿勢に、感心しました。いつ、どこで、どんなコンディションでも、そのコンテンツに触れて、じぶんが面白いと思えるかどうかを試すこと。事象に触れたじぶんの感情に対して、正直に向き合ってるかどうか、問われている気がしました。じぶんの過去を振り返って、わかった気になっているじぶんに、少し腹が立ちました。(ぼくの感想です)

前回noteからの続きです。コルクラボ編集専科の佐渡島さんの講義の中で気になった事について、3つピックアップしたうちの、今回は最後の項目、偏見メガネを外した俯瞰についてじぶんの感想をお話します。

個人的に気になった3つのこと。

1. 専科に臨むこころがまえ: Don'ts (やってはいけないこと) 190709公開済
  受講生同士のアドバイス

2.「感想」を言う = 感情を言語化する習慣を作ること 190710公開済
3. 偏見メガネを外した俯瞰 190711公開

偏見メガネを外した俯瞰

前回noteで触れた自分の心に対して「プロとしての素人目線」を持つとは「感想」を言う = 感情を言語化する習慣を作ることと講義で言っていました。「感想」を言う事については、前回具体的にお話しましたが、そもそも「プロとしての素人目線」とは、どういうものなのでしょうか(すみません、実は前回と今回の内容、講義の説明順番としては、逆でした)

偏見とは

講義では、プロとしての素人目線=偏見メガネを外した俯瞰と定義しています。

偏見という言葉を、あらためてインターネットの辞書で調べてみました。

ある対象,人,集団などに対して,十分な根拠なしにもたれる,かたよった判断,意見などをさす。このような判断や意見は強固なものであり,それらが誤っていることを示す証拠をみせられても容易に変らない場合が多い。
              出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

簡単に言うと、「絶対こうに違いない」「そういうもんでしょ」「常識でしょ」「思い込み」「バイアス」「こうじゃないといけない」「そうあって欲しい」

程度はありますが、偏見という意味から、上記のようなワードが思い浮びました。

じぶんの行動の意思決定をする時に、無意識に、偏見を持ってしまってる事って、きっとありますよね。ぼくにも思い当たる節が、たくさんあるような気がします。

「キャシュレス決済(クレジットカード)は、なんか怖いから、現金の方がいい」
「女性の後ろ姿、後ろから歩く姿を見るのがじぶんは好きで、他の人も絶対見たら、後ろ姿は気になるはず」
「じぶんの親戚の猫の写真を見る度に、あまりの可愛さに、ついSNSでも共有してしまう。きっと、他の人も見たら、可愛いと思うに違いない」
「レジで横幅の広いレシートをもらう時に、折って渡してくれるのが嬉しい。財布に入れる際、端っこが折れて気になるから。他の人も実はそう思っているのではないか」
「レストランに入ったら、お水出るのが普通でしょ」
「雨の日に、お店に入る前に、濡れないようにビニール袋を設置してるのが普通でしょ」
「なぜ、ウォシュレットのトイレがないんだ、不便だ」

じぶんの過去を思い返して見たんですが、具体例がそんなに出てきませんでした(しかも、出てきても、マニアックなものばかりです...)感覚的にですが、偏見について、気づかないところで、たくさん持ってしまってるはずと思うんですよね。なんで思い出せないのか不思議です。普段から自覚してないって事なんでしょうね。

じぶんの過去からひねり出した偏見と思われるエピソードを、俯瞰して見ると、過去の習慣や育った環境、じぶんの好き嫌い、興味関心によって、偏見が生まれているのがわかります。

上記のスライドにも書いてある「常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションである(アインシュタイン)」を読んで、たしかにそうだよなぁと納得してしまいました。

偏見のある考えと、どう向き合えばいいのか

作家さんの漫画との向き合い方について、佐渡島さんの過去エピソードを聞いて、偏見を可能な限り取り除いていく姿勢に、感心しました。いつ、どこで、どんなコンディションでも、そのコンテンツに触れて、じぶんが面白いと思えるかどうかを試すこと。事象に触れたじぶんの感情に対して、正直に向き合ってるかどうか、問われている気がしました。じぶんの過去を振り返って、わかった気になっているじぶんに、少し腹が立ちました

偏見と向き合う具体的な姿勢については、前回noteにも書いた「感想」を言う = 感情を言語化する習慣を作ることに繋がります(詳しくは、前回noteを読んでみてください)


運営の方もまとめてくれてました。

偏見メガネを外した俯瞰を実践する方法が紹介されてます。同じテーマについて複数のコミュニティから話を聞く。聞いた事をアウトプットする。


最後に

第1回から第3回にかけて、じぶんの気になったことを3つ取り上げて、じぶんの感想を話してみました。感想として、講義中にじぶんの中から湧いた感情として書いているものもあれば、日が経ってから、あらためて講義の内容に触れて、そこで湧いた感情に基づいて書いてあるものもあれば、バラバラです。

正直なところ、じぶん自身が書いた感想は、本当にじぶんの湧いた感情から書けているのか、わからなくなる事があります。偏見がまだ入っているんじゃないだろうかと思うのです。日が経って感情の鮮度が落ちてるせいかもしれないです。考え過ぎて、本来のじぶんの湧いた感情から、どんどん遠のいているせいかもしれないです。もうね、今回感想note書いてみて、かえって、じぶんの感情がわからなくなっているんです。

人の感情は、曖昧で不確かなもので、結局のところは、よくわからないものなのではないでしょうか。でも、湧いたじぶんの感情を自覚して、どんな時に起こった感情なのか、なぜその感情が生まれてきたのかについては、じぶんの過去やその時置かれている状況を確認する事で、知る事はできます。あとは、いかにそこから偏見を取り除くか、最後にはじぶんで、その感情を肯定してあげるかって事なのかなぁと思いました。

今回の一連のnoteでは、受講生としての感想が大半を占めてしまいました。第2回以降の講座については、運営サポート側の立場の感想も入れてこんでみたいと思います。

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コルクラボ編集専科について、今後のスケジュールやゲスト講師の情報については、こちらです。興味ある方はチェックしてみてください。

https://school.corkagency.com/editor/


サポートありがとうございます。カフェでよくnote書くことが多いので、コーヒー代に使わせてもらいますね。