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0. 生きたキャラクターを作り出すには 〜「コンテンツ編集者の備忘録。」というマガジンを作りました。

みなさん、こんにちは。
上田浩平です。

この度「コンテンツ編集者の備忘録。」という個人noteマガジンを作りました。

▼どんなマガジンか?

小説・漫画・ドラマ・アニメ・映画・CM・日常会話など、日々触れることで、人の感情に訴えかけてくるコミュニケーション媒体に対して、

・日々蓄積(インプット)されていく、面白いと思った「モノの考え方」や「気づき」、じぶんの「感情の揺れ動き」を、じぶん以外の方にもシェアしたい
・シェアする媒体を「コンテンツ」と「編集」という視点でアウトプットしてみたい
・じぶんがアウトプット・シェアすることで、コンテンツを日々生み出す方々の「クリエイティブ」に対して、何かしらのサポートに繋げていけないか、きっかけ作りにならないか考えている
・同時に世の中の多くのいいなぁと思った考え方やメソッドを整理して、ぼく自身の中で、しっくりくる軸になる編集哲学を構築し、日々その哲学をアップデートしていきたい

上記の想いのもと、過去ぼくがいいなぁと思ったコンテンツを題材に、ぼくなりの「コンテンツ」と「編集」の視点で、編集者noteを書いてみたいと思います。

▼マガジンを作った動機

以前、コルクBooks経営者の萬田さんから、「コルクBooksでコラム連載機能がつくので、みんな(漫画編集者)も書いてみたらどうですか?」と言われました。

このことばが動機です。


ちょっとコルクBooksでどんな事をやっているか説明させてもらいますね。

ぼくは、コルクBooks(漫画投稿SNSサイト)で、漫画編集者という立場で、日々漫画家さんに対して投稿してもらった漫画のコメントをしています。そのコメント内容は、漫画の感想や編集者(読者)視点でこうした方がいいと言う指摘をしたり、たまに雑談もしています。

月1でコルクBooksの漫画編集者が集まって、「編集」についての勉強会やコルクBooks連載企画を一緒に考える機会もあります。

あと、コルクBooksに参加してもらっている漫画家さんに対して、コルクの佐渡島さんが公開ネーム講座を行う月1のオフライン会にも出席して、「漫画編集」について学ばせてもらっています。

直接漫画家さんとコミュニケーションをとってアウトプットしながら、勉強会ではインプットを、日々繰り返しています。


さて、話を戻します。

コルクBooksは、漫画家さんのためのプラットフォームで、漫画以外投稿できるものがないなぁと思いこんでいました

でも、コメント以外で、もっとたくさんクリエイティブのサポートができれば、それは僕にとって嬉しいことです。

コルクBooksの編集者会議、佐渡島さんの公開ネーム講座、書籍から得た知見などをオープンソース化して、シェアすることで、もっとクリエイティブのサポートに繋げられないか、そう思っています。

文章、音声、動画なんでもいいかもしれません。

そして、じぶんの行うサポートは、他者のためでもあり、じぶんのためにもなると思いました。

アウトプットする行為には、ぼくという人格が出てくると思っています。ぼくが何を考えていて、どうしたいのか、何を伝えたいのか、じぶんでも気づかないことが見えてくることがあると思っています。

コルクBooksに限らず、こちらのnoteという場をかりて、クリエティブサポートに繋がるアウトプットをしていきたいと思います。

マガジン掲載内容は、コルクBooksのコラム連載とほぼ同じになると思います。

▼掲載目次案

これからコラム連載にあたり、以下の目次を考えてみました。書く内容はこれから考えることになりますが、書きたいと思ってることは、断片的にはあるので、それをきっかけに形にしていく予定です。

コンテンツの題材は、ぼくが過去触れて、「いいなぁ」「好きだなぁ」と思ったものがほとんどです。深く考えずに、どうせなら、じぶんが馴染みのあるものを取り上げて、編集者noteを書いた方が、書いてて「たのしい」と思いましたし、うまく伝わるかなぁと今は思います。文章書くのは苦手ですけど。


生きたキャラクターを作り出すには

・第1回
「最高の離婚」の主人公、濱崎光生という勝手に動き出す
 キャラクターについて 
 〜行動の奥にある過去について【ドラマ】

・第2回 
 ゲーム世界観と設定から生み出されるオリジナルキャラクター
「ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章」
 〜勇者という過去と設定【マンガ】

・第3回 
 ギャグとコントから描かれるキャラクターの裏表
 「銀魂」
 〜ミステリアスなキャラには、過去があるから【マンガ】

・第4回 
 平野啓一郎「ある男」について 
 〜新しい過去を生きるということについて【小説】

・第5回 
    大和ハウス「ここで、一緒に」 
 〜リリー・フランキーと深津絵里が演じる夫婦について【CM】

以下、予定です。
・第6回「ブラッククローバー」【マンガ】
・第7回「トイ・ストーリー3」【映画】
・第8回「プライベート・ライアン」【映画】
・第9回「古畑任三郎」【ドラマ】
・第10回「そして、父になる」【映画】
・第11回 米澤穂信「古典部シリーズ」【小説】

目次を見ていただけると、なんとなくお気づきかもしれませんが、「過去」ということばが各回に書かれています。

ぼくは、今まで蓄積されたインプットに対して思ったのは、コンテンツ作る時には、「過去」が人の感情を揺さぶる要素として、すごい大事だなぁと思いました。

そう思ったのは、コルクBooksの活動や佐渡島さんから紹介された書籍を読んだのが、きっかけです。

きっかけエピソードも含めて、各回の編集者noteで簡単にご紹介できればと思います。

▼最後に

申し送りがあります。「編集」と聞くと、出版業界がパッと思い浮かぶと思う方がいるかもしれませんが、ぼくは出版業界の編集経験がありません。

ここで使っている「編集」と言うことばは、人間のありとあらゆる思考と行動と言う意味です。

人間の思考や行動のベースは、「情報を集めて・並べて・足したり削ったりする」行為です。情報には目的やじぶんの感情も含まれます。

人が生活をしていく過程の中で、「編集」と言う行為が日々行われています。

例えば、急に「今日、外でチキンカツが食べたい」と思ったとします。

この後の編集思考回路として、以下のようなことを考えると思います。

どこのお店のチキンカツを食べようか?

・じぶんの行動予定を確認して、行動エリア内にあるとこがいい(時間と場所)
・食べログで、★3.5以上のところがいい(世間の評判)
・大盛でたくさん食べられるところがいい(量)
・キャベツと味噌汁がおかわり自由(サービス)
・前行ったあの店がいい(じぶんのこだわり、成功体験)
・連れの人にも聞いてみる(判断材料を増やす)

などなど。

判断基準は人それぞれですが、その人の固有の思考回路があって、その思考に準じた行動原理があるはずです。これは、立派な編集行為であり、クリエイティブと言えるのではないかと思います。

ぼくは、こういった編集行為をする生活の編集者という立場を持ちながら、コンテンツについて、ものを語るスタンスでいこうと思います。

先に前置きで言うと、出版における編集者という立場を、ぼくは経験したことがなく、よく知りません。本や学校で勉強もしたりもしましたが、我流で書いていくことになると思います。書いていて、稚拙な部分や全然なっていないところもたくさん出てくると思います。

不安ではありますが、何より少しでもアウトプットしていきたい。前に進みたい。そういう気持ちで、このマガジンを連載していければと思います。

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2018年12月12日(水)更新
タイトル一部変更しました。

0. 生きたキャラクターを作り出すには 〜「コンテンツ編集者備忘録」というマガジンを作りました。

0. 生きたキャラクターを作り出すには 〜「コンテンツ編集者備忘録」というマガジンを作りました。




サポートありがとうございます。カフェでよくnote書くことが多いので、コーヒー代に使わせてもらいますね。