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「飽きる」と「好き嫌い」の関係性①〜キャベツダイエットからの考察。

ぼくは、飽きっぽい性格だ。少し興味を持って物事を始めても3日坊主が多く、続くことが少ない。

飽きることが多いから、じぶんはこれが好きだと、他人に紹介しづらい。

「飽きる」ということばは、「好き」の部類には入らないものだとずっと思っていた。

でも最近は、そうじゃないんじゃないかと思っている。

4半世紀過ぎ生きてきて、かつてハマって一度飽きたものに、最近またハマり始めることが増えてきたからだ。

ハマるってどういうことだろう。 ハマる=好きと仮定した場合、

「一度ハマって飽きて続かなかったとしても、その対象をもう好きor好きのポテンシャルが高いと言ってもいいのではないか」という問いを立てた時、果たして答えはどうなるのだろうか。

最近のじぶんの起こった事例から考察してみた。

・キャベツ生活からの考察

最近、約半年続いていた「自宅で食事を摂る際、最初に食べるのは小分け千切りキャベツ」という習慣をやめようかなぁと思っている。

正直、飽きてきて、つまらないのだ。

別にキャベツが嫌いになったわけではなく、なんとなく食べる意欲が日に日に弱くなってきている。

キャベツを食べるきっかけになったのは、昨年実家に帰った時に、両親が糖質制限にハマっていたからだ。

最初に野菜をたっぷり食べて、その後たんぱく質を炭水化物よりも多めに食べて、お腹を満足させている両親の姿は、たのしそうだった。

試しに、じぶんでもやってみようと思い、野菜を何にしようか考えた時、スーパーやコンビニで100円前後で売られている「小分け千切りキャベツ」に目をつけた。

野菜を切らず、洗う必要もないから、さっとすぐ食べれるのが良い。

このキャベツを普段どう食べていたかというと、各種ドレッシングやごま油+塩こしょうをかけて、生で食べた。

特にごま油はオススメだ。油特有の香りが食欲を刺激する。始めてしばらくは、毎日たのしく、美味しく食べられた。

実際、毎日キャベツ生活を続けていくと、少しずつ体重は変化した。

体重が2〜3ヶ月で10kg減った。

最初に野菜を食べることで、満足感が得られ、吸収率を抑えることに成功した。毎日体重の上がり下がりを見ながら、数値を記録した。

数値を記録し結果を知るのと合わせて、「なぜ今朝の体重が昨晩と比べて、増えたのか減ったのか?」「おしっこをするしないだけで体重の変動がだいぶ違う」など考察することで、じぶんの体や食生活を見直すきっかけができた。

運動を毎日していたわけでもない。減量のからくりとしては、「計るだけダイエット」を参考にした。これはオススメで、続けやすい習慣だ。

だんだんじぶんで体重をコントロールできるようになると、たのしくなる。達成感に繋がり、キャベツ生活はじぶんの中で習慣化していった。

・ぼくはキャベツが好きなのか、好きだったのか

さて、話を戻そう。

最近、キャベツへの関心がなくなってきたなぁと思った時、

ぼくは、キャベツを食べることに飽きたんだけど、そもそもキャベツが好きなのだろうか?

正直に言うとよくわからない。

好きな食べ物と聞かれて、キャベツとは即座に答えない。その時の気分によるが、たぶん、だいたいカレーか宅配ピザと答えるだろう。

だけど、キャベツ生活に一時ハマった事実は動かしようがない。

こうも考えられる。

もしかしたら、キャベツではなく、キャベツを通して、得られる体重の上げ下げの変化を見るのが好きとも言える。

さらに言えば、変化するじぶんが好きなのではないだろうか。

自己肯定に結びつけてくれたキャベツは、もはや、ぼくにはなくてはならない存在だったと言えるのではないか。

なくてはならない存在(だった)は、好きと言っていいのではないか。

一時ハマって、興味を途中なくしたとしても、それは好きと言っていいのではないだろうか。

もっと言うと、一度飽きて、また再開するようなものなら、それは大方好きと言っていいと思う。

またやろうかなぁと思わせてくれるのは、好きのポテンシャルが高い

3日坊主だけど、ある時またやりたくなるようなことって結構ある。

そうさせるのは、心のどこかで、対象もしくは対象がもたらすものが好きだからor気になってしまうからだ。じぶんの琴線に触れるのだ。

嫌いだったら、たぶんやろうと思わない。

・工夫→習慣

ちょっと話を変える。

一度飽きて再開しようかなと思ったとして、あまりにも日が空いていたら、再開するのに、億劫になるし、動き出すまでに時間がかかる。

ここで、毎日続けられるしくみを考えて、習慣に持っていくまでに、ある程度の工夫が必要だ。

この習慣までに持っていく手立てとして、じぶんなりに手に届く目標を設定したり、何よりも続けるぞって強い意志がないと難しい。

強い動機があると、なお素晴らしい。理想は、試しにやってたら、たのしくなって続いていくのが一番いいんだけど...

HOW to 本や誰かの成功体験を見て聞いて、じぶんもできるかもってポジティブに捉えるのはいいんだけど、捉えて満足しているケースが多い(続かないパターンの大半はこれだと思う、ぼくの場合)

・試す→手応え→好き

他人が成功しているのを見せられても、じぶんが成功しているわけではないんだから、実際試してみて、しばらく続けていくうちに、じぶんなりの手応えみたいなものを得ないと続かない。

この手応えを好きと言ってもいいかもしれない。もしくは得意と言ってもいいかもしれない。手応えや得意を感じられると、たのしい。

・習慣→飽き→工夫→持続

しばらく続けて習慣化できても、今度はだいたい飽きがやってくる。この飽きをポジティブに変換するために、また細かい工夫や改善が必要。

ぼくの場合は、キャベツ生活が今回該当する。

工夫や改善の一環として、キャベツと一度お付き合いをやめて、今度枝豆とお付き合いしようかな。枝豆とずっと付き合ってたら、またキャベツが恋しくなるかもしれない。

「自宅で食事を摂る際、最初に食べるのは枝豆」

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Radiotalkでも上記のことについて語っています。先に音声で語ってから、noteに書いてみることを最近実験しています。このしくみで、アウトプット習慣が続くといいなぁと思っています。

次回は、「飽きる」と「好き嫌い」の関係性②〜ミスド通いからの考察。を書く予定です。


サポートありがとうございます。カフェでよくnote書くことが多いので、コーヒー代に使わせてもらいますね。