ばばぁと私
嘱託になってから久しく会っていないばばぁ。
私はこの方に様々なことを助けてもらった。職場関係のこと、仕事の業務内容、物事の考え方、視野の広げ方、分かれば分かるほど、知れば知るほど私が成長していく。
嘱託になる前は私と同じ立場に立って仕事を任されていた。喧嘩もしたし、作戦を立てて色々なことをした。年齢を感じさせない魅力が私の心をひきつけていった。
「名前で呼ばず『ばばぁ』と呼んでくれ」
いつの間にか
「よっしぃ」「ばばぁ」
と普段から呼び合い、周りから引かれつつも、楽しく働いていた。
ばばぁに教えてもらった病気になりにくい食べ物。
ばばぁに教えてもらった俯瞰力。
ばばぁに教えてもらった言葉かけの大切さ。
地道に仕事をしていたばばぁは、一昨年度末に退職して嘱託として私の職場にたまに顔を出している。
そんなばばぁがいつも言っていた言葉、これはいつも心のどこかに合って、何か迷いごとがあったときや私の行動に自信がもてないときに思い出す。
「必ず、地球と宇宙が見ているから」
だから、私は行動をする。決定をする。未来を創る。